昨年の暮れのこと。
年賀状作りが終わったところで始めての石鹸作りに挑戦しました。
年賀状作りが終わったところで始めての石鹸作りに挑戦しました。
本来は揚げものをした後の廃油で作りたかったのですが、
たまたま処分した直後だったので、オリーブオイルを買ってきて
使うことにしました。
たまたま処分した直後だったので、オリーブオイルを買ってきて
使うことにしました。
オリーブ100%なら原料的には「アレッボの石鹸」に近いと思われ、
使い心地など、先日入手した「アレッボの石鹸」と比較するなど
考察ができます。
使い心地など、先日入手した「アレッボの石鹸」と比較するなど
考察ができます。
手順の参考にしたのは予め入手してあったこの本です。
牛乳パックで型を用意しました。
必要な道具のうち、新たに購入したのは苛性ソーダと精製水と温度計
苛性ソーダの分量を測るのに、耐熱のガラス容器を使いました。
以前後輩からいただいたプリンの空き容器です。
以前後輩からいただいたプリンの空き容器です。
苛性ソーダ水溶液をつくるのにはインスタントコーヒーの
空き瓶を使ってみました。
急激に発熱して瓶が割れる可能性も考慮して、
ステンレスのバットを舌に置くことにしました。
空き瓶を使ってみました。
急激に発熱して瓶が割れる可能性も考慮して、
ステンレスのバットを舌に置くことにしました。
ゴム手袋、ゴーグル、マスクを着用し、予め測っておいた精製水の中に
苛性ソーダを少しづつ投入し撹拌すると、みるみる温度は上がり
10秒前後で80℃まで上昇しました。
苛性ソーダを少しづつ投入し撹拌すると、みるみる温度は上がり
10秒前後で80℃まで上昇しました。
慣れない身では苛性ソーダとはなかなか恐ろしげな薬品です。
水溶液は強アルカリでたんぱく質を溶かしてしまうそうで、
目に入ったりすると失明することもあるそうです。
水溶液は強アルカリでたんぱく質を溶かしてしまうそうで、
目に入ったりすると失明することもあるそうです。
慣れてきたときに絶対に注意しなければならないのは
ゴム手袋やゴーグルなどで皮膚の防御を忘れないことと
何に対して何を投入するかを間違えないことかな?と思います。
ゴム手袋やゴーグルなどで皮膚の防御を忘れないことと
何に対して何を投入するかを間違えないことかな?と思います。
「水に対して苛性ソーダを投入する」 |
が正しいのであって、これをうっかり間違えて
「苛性ソーダに対して水を投入する」 |
とした場合、インスタントコーヒーの空き瓶など
自宅にあるものの間に合わせてやってしまうと、やはり
割れるリスクが高いのではないか?と思います。
ひょっとして、きちんとした化学実験用の器具などを
使用してもNGかもしれません。
それでもしも強アルカリの液体がテーブル上に流れ出したら、
大ピンチになるかもしれません。
大ピンチになるかもしれません。
やはり、万が一の事故を防ぐことと、万が一の事故のときに
冷静かつ適切に対処できるように、化学の知識をもっと勉強する
必要がありますね。
冷静かつ適切に対処できるように、化学の知識をもっと勉強する
必要がありますね。
上記の情報には
「ジャムの瓶は使用してはいけない」 |
とあります。ジャムの瓶は常温保存するための脱気の工程で
煮沸消毒する前提になっているものもありますが、インスタント
コーヒーの空き瓶はそうではないと思われ、そういう意味では
一段とリスキーでした。
いつか、インスタントコーヒーの空き瓶に沸騰したお湯を
急激に注いでみる⇒冷水につけるなどして、実験してみようと思います。
急激に注いでみる⇒冷水につけるなどして、実験してみようと思います。
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参考書籍に書いてある手順に従い、苛性ソーダ水溶液を冷ますとともに、
オイルをコンロで弱火にかけて熱し、それぞれ40℃くらいになった
ところで混ぜ合わせました。
オイルをコンロで弱火にかけて熱し、それぞれ40℃くらいになった
ところで混ぜ合わせました。
色が白っぽくなってきましたが、なかなかとろみがでてこなくて
「トレース」が観察できる状態になりません。
「トレース」が観察できる状態になりません。
もしや、香りつけに以前青森で入手した「天然ヒノキチオール」
(中性と表示されていますが)を多めに入れたのが何か影響
したのかもしれません。
(中性と表示されていますが)を多めに入れたのが何か影響
したのかもしれません。
2時間くらい撹拌して、ようやくトレースが観察できるようになってきたので
牛乳パックの型に流し入れました。
牛乳パックの型に流し入れました。
それからやく15時間経過した状態で内部を見てみると、
水分多めの「水ようかん」のようになっていました。
水分多めの「水ようかん」のようになっていました。
あとから良く調べてみると、苛性ソーダの分量は用いるオイルの成分
によって変わってくるそうで、参考書籍の最も基本的なレシピに
倣って苛性ソーダの分量を測ったのですが、レシピで用いている
オイルがオリーブ100%ではなかったために、苛性ソーダが
適切な量ではなかった可能性があることがわかりました。
によって変わってくるそうで、参考書籍の最も基本的なレシピに
倣って苛性ソーダの分量を測ったのですが、レシピで用いている
オイルがオリーブ100%ではなかったために、苛性ソーダが
適切な量ではなかった可能性があることがわかりました。
参考書籍のレシピでは
オリーブ油 150g
ココナッツ油 150g
パーム油 150g
ひまし油 50g
精製水 170g
苛性ソーダ 70g
オリーブ油 150g
ココナッツ油 150g
パーム油 150g
ひまし油 50g
精製水 170g
苛性ソーダ 70g
となっています。
これをオリーブオイル100%でやったとして
これに「天然ヒノキチオール」を20cc加えたとして、
鹸化率は 103%
オリーブオイルを少し多めに入れてしまった記憶があるので
仮に520gだったとして 鹸化率は 100%
これに「天然ヒノキチオール」を20cc加えたとして、
鹸化率は 103%
オリーブオイルを少し多めに入れてしまった記憶があるので
仮に520gだったとして 鹸化率は 100%
鹸化率が100%を超える場合にどうなるのか?
もう少し情報を集める必要がありますね。