近頃自宅で飲むワインの平均単価が上がっています。
とはいえ厳密に計算したわけではないのですが。

以前は・・

1500円を超えるものは「何か」がないと手を出さない

という具合でした。その「何か」とは何か?というと、

お店でたまたま試飲させてもらえるケースで「美味しい」
と思った場合とか。
あるいは、直接勧められていなくても、力の入ったポップ
(お店の方の個人的な感想などが書かれている)の場合とか。

ところが、その「何か」がいろいろと発生したりして
(我家的に)かなり良いワインにぽつぽつと出会ううちに

全く喜びを感じられないものは(たとえ安くても)お金のムダ

と思うようになりました。
そうなると、それまでの基準が今ではすっかり逆転した
ような状態になりました。つまり・・・

1500円以下のワインは「何か」がないと手を出さない

のような具合になってきました。

悩むのはちょどその境目にある1500円前後のワインです。
というわけでちょっと悩んだのがこれです。

久しぶりのコートデュローヌです↓
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このワインを店頭で見て感じた「何か」は以下の内容です。

1)「オーガニック」と表示されていたこと。
  ここしばらくオーガニックのワインは飲んでいません。
  たまには飲んでみても良いかな?と。

2)アルコール度数が14%と比較的高めであること。
  飲んだ時に、いま一つ喜びを感じられないものは、
  アルコール度数が低いものが多い気がすること。
  酒として強いのが飲みたいわけではないのですが、
  アルコール度数の低さは原料としてのブドウの
  出来具合(糖度?)や、製造技術の良し悪しなのか
  そのあたりは不明ですが、味わいに関係している
  ような気がしています。

3)エチケットの色合いが驚異的に(?)地味であり
  「売らんがための派手さだとか目を引くデザイン」
  とは対極の印象があったこと。
  もしや、自然に配慮したインクなどを使っていたり
  するのでは?などと思ったこと。
  さらには、点字と思われる凸がついていたこと。
  総合して極めて真面目な印象が感じられたこと。

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結局のところ、最後の3)で決めました。


味わいの印象は(そう思って飲んだせいか)真面目な味わいです。

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「真面目さ」を感じるポイントはまず見た目。色が濃いこと。
味わいの点では、タンニンの味が強めであること、さらには
ブドウの種類の特性か?と思われるかすかに胡椒的な味わい
があり、それらとアルコール感がかさなって、重々しさがあること。

その一方で、農産物としてのブドウの生命力を感じさせるような
人口的な味わいとは逆の「強くはないけれどもやや幅のある酸味」
と「その酸味の中に感じ取られる甘み」があること。



ここから何がイメージされたかといえば・・・

入学とか入社とかの初日の学校や職場の感じ 

あるいは、

付き合っている彼女の家族に初めて会う時のような感じ

でしょうか。

これから関係が深まり、発展し、より好ましい姿へと向かって
ゆくのだけれども、最初はちょっと勝手がわからずに
戸惑ったりして、でもそれが後々の重要な鍵となってくる・・・

そんなイメージでしょうか。

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適切な状態で保存したときに、そのワインがどのような変貌を
遂げるのかについて全く心得ているところは無いのですが、
ただ直感的に、

時を経て成熟した状態をまた味わってみたい

と思いました。