自分の好みに合いそうな「あっさり&味わい系」(←勝手に命名)
のラーメン屋さんの新規開店の情報を見かけました。


ちょっと駅からの距離があるとの情報もありましたが
コメントのそこかしこに惹かれるものがあり、私としては
珍しくこのため(ラーメンを食べる目的)だけでいってみる
ことにしました。

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シンプルでわかりやすく、しかも、印象に残りやすい看板です。
照明の明暗差が大きくて携帯のデジカメではつらいですが
見た目の雰囲気は良いと思います。

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19:00ちょっと過ぎに到着しましたが3人待ちです。
待っている間、小さいお子様を連れた家族連れが
2組ほど食べ終わって出てこられました。
ラーメン店としてはわりと珍しい光景ですね。

表には、ご主人が修行をされたというお店からの
お花がまだ飾ってありました。

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さて、順番が回ってきたので入店して券売機で注文を
決めようとすると、すでにご飯モノが全て終わっていました。

本来は初回なので普通盛りを食べるべきところです。
いろいろ難しい(かな?)と思いつつも、麺大盛りを
頼んでみました。あと、味玉をトッピングで。

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まず香りを嗅いでみて・・・・
というよりも、入店した時点で香りは「good」です。
動物・魚介系だけでなくて、野菜系のものをきちんと
使っている(のではないか?)と思われる「ふんわり」
とした香りです。

スープを飲んでみて、これまた「good」
「押しつけがましいケモノ系の味」
「スモーキーなだけの魚粉大量投入の味」
などはしません。

適度なレベルでいろいろな味わいが調和した繊細なスープです。
あと(確証はありませんが)化学調味料系の味がしないように
思いました。

この種の「あっさり&味わい系」で化学調味料を全く使わない
ラーメンを出すのは、一定レベル以上の勇気とかポリシーとか
がある証拠ではないか?と(勝手に)想像しています。


よくありがちなのは「あっさり系」でありながら、
化学調味料を大量投入しているお店というのがあります。
特に、古い駅ビルの中とか地下街とか。

その種の程度の激しいお店は、そもそも「達人による論評」
がほとんどつかないのである程度わかるのですが、
私自身ごくたまにヘンな気を起してしまい、

(達人の情報はないが)隠れた名店だったりして?

などと入店し、自分の浅はかさを思い知らされることがあります。

そういうお店で「味わう」のは、店主が手間暇を惜しまずに
素材を厳選し時間をかけて作ったスープのお味・・ではなくて

食品科学の粋を結集して作り出した化学調味料のお味

なのでした。

将来、地球上の人口爆発が極限に達して、海産物・畜産物・農産物
などが容易には入手できない時代が到来し、そういう科学のお味でも
総合的にエネルギー節約にむすびつくのでやむなし・・ということに
なれば、その時には「科学のお味」もありがたく頂戴すべきと思います。

でも、今はまだそういう時代ではないでしょう。

(あれれ、でも代表的な化学調味料も原料は農産物でしたっけ?)


味玉のお味は先駆者の方々の評価を参考にしてもらうとして
スープの次に私が注目したのはチャーシューです。

チャーシューそのものの味も良いと思うのですが
このチャーシューと「あっさり&味わい系」のスープとの
取り合わせが「good」だと思うのです。


またちょっと脇道にそれますが・・

ワタシが思う「ラーメンにおけるチャーシューの理想」は
前にも書きました。

●天神下 大喜 20090220
  http://blogs.yahoo.co.jp/gishkov/39182371.html

上記に補足する形になりますが、チャーシューの味わいは
スープの味わいとは独立していて欲しいと思うのです。

食事の「箸やすめ」という存在がありますが、ラーメンにおける
チャーシューはそれとは真逆であるべきで、言ってみれば「箸拍車」
のような存在であってほしいと思います。

これに対して(近頃は極端なものはあまり見かけないと思いますが)
「チャーシューの煮汁をスープに投入しています」
のようなラーメンの場合、スープの味とチャーシューの味が
悪い意味で同系統にまとまっていたりすることがあります。
そのような場合、

器の中で展開する味空間(←勝手に命名)が狭い

のようになってしまうと思うのです。
そうなると、「途中で飽きる」につながりやすくなります。

その点、このお店のチャーシューはスープの味わいと
ほぼ完全に独立しており、まさに「箸拍車」でした。

というわけで、麺大盛りでしたが味のバランスの破綻などは
全く感じることなく、また「飽き」もほとんど感じることなく
完食できました。


なお、私がいうのもアレですが、今後の課題として
見た目と味空間の広がりをトッピングの使い方などで
工夫されると、さらに完璧に近づくのではないか?
と思いました。


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さて、「good」な点を書いた後は、それとは別の報告です。

私が入店したのと前後して、お店のご主人の顔見知りか?
と思われるようなお客さん(20代の若者?)が入ってきました。

特に聞き耳をたてるつもりもなかったのですが、
どうやらこのお客さんは「達人系」のお方らしく、
注文とは別に「売り切れ」のハズだった、ご飯ものの
メニューをサービスで出していました。

※「ここぞ」ということで「まかない」用ご飯を放出?でしょうか。

しかも、お店のご主人はその「達人系」のお客さんが食べている横で
お店の「猛アピール」を始めました。

ご本人はどう思われたかわかりませんが、私だったら

ヒトが食べている横で猛アピールはご遠慮いただきたい 

と思います。

しかも、他のお客さんもいるところで、ちょっと耳を疑うような
お話(おそらくは失言と思われるので省略)もされていました。

せっかく美味しいラーメンを作られているのにちょっと??でした。

(ワタシのような草ブロガーにご注意あれ!)

しかしながら、このあたりはお店を軌道に載せて繁盛店にしたいという
ご主人の熱意の表れと思われ、いろいろな部分がどんどん改善されて
良いお店になっていくのではないか?と思います。


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ちなみに、ちょっとしたついでもあって、翌日もこのお店に
足をむけました。定休日とも知らずに。

看板の明かりは消えていましたが、厨房の明かりがついていました。
ご主人が翌日の仕込みをされていたのかもしれません。
あるいは、新メニューの研究?


いずれにしろ、お気に入りのラーメン店が増えたことは
まことに喜ばしいことであり、ぜひこの味を守っていって
いただきたいと思います。