一昨日の記録です。

この日は朝から午前中一杯まで所用が重なってバタバタしていたのですが、
ぐずついたお天気のせいで休日なのにテンションも下がり気味です。

でもみんながそうであればこそ、逆に「お出かけチャンス!」です。

今までの経験上、こんな日はマイカーで行楽地に出かける人がガタ減りするので
当然のことながら大渋滞に巻き込まれる確率もグッと低下するのです。

それに、青空が広がる良いお天気のほうが風景を写真に撮るには見た目は良い
のですが、太陽光が強すぎるとコントラストが高すぎて白とびやつぶれになるし
行楽客でごったがえす観光地はフォトジェニックかというと・・・
それに、雨天のほうが雰囲気にマッチする景色というのもあります。

というわけで、出発が午後にもつれ込んでしまいましたが、秋の行楽シーズンに
渋滞多発地帯の中央道方面に出かけました。
目指すは山梨県甲州市塩山の「乾徳山・恵林寺」です。

なお、この地域には別のお楽しみもあるのですがこれは別途紹介しようと思います。

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この恵林寺は武田家の菩提寺であり、武田信玄のお墓があることで知られているそうです。
資料によれば、信玄は死ぬ間際に(敵国の侵略を遅らせるため?)自分の死は3年間は
秘密にしておくように命じ、その遺言の通り死から3年後にこのお寺に改めて埋葬された
ということです。

なお、武田信玄の埋葬を取り仕切ったのが、このあと出てくる快川(かいせん)和尚という人です。

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入り口には二つの石の(?)があって、こちらは左側にありました。
道路から見るとこちらのほうが目立っています。

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ガイドブックなどには「恵林寺」となっていますが、「恵林禅寺」が正式なのかもしれません。

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このお寺の参道には3つの門があって、最初にくぐるのがこれ。

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2番目の門がこれ。

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3番目の門は武田信玄からの関係はやや遠いのですが、何やら有名な門のようです。

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織田信長の焼き討ちにあったときの、快川(かいせん)和尚の名セリフが掲げられています。

「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」

う~ん!このセリフ、誰が言ったのか今まで知りませんでしたが、当然私も知っています。
1582年の出来事だそうですがら、なんと500年前のセリフです。

現代の日本人が聞いたことのあるセリフの中で、「聞いたことのある率×経過年数」
などの計算をしたら、間違いなく10傑に入りそうな名セリフではないでしょうか?

まだ入り口ですが、これを知っただけでもこのお寺に来た価値があるな~と思いました(笑)

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「開山堂兼法堂」の看板が掲げられています。
快川(かいせん)和尚(位牌?)もここに安置されているようです。

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あまり詳しくは見ませんでしたが小さめな三重塔があります。

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ここから先が拝観料(300円)が必要なお寺の本堂?です。
この場所から覗くと「お金がいるのならちょっと・・・」と思ってしまうほど
そっけない雰囲気ですが、入ってみると「ここまできて入らないと絶対に損!」
と思いました。

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中に入ってまず目に付くのが達磨大師の絵です。なぜか大きな竈の上に掲げられています。
他に置くところがなくて、竈を使わなくなったので汚れることはない?ということでしょうか。

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出ました!風林火山の屏風・・でしょうか。
よく見るとかなり大きな字で迫力があります。どうやって書いたのか気になります。

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本堂の案内図です。一見シンプルなのですが、順路に沿って進むと予想外に入り組んでおり、
今どこにいるのか?あるいはどこを見たのか?位置関係がわからなくなります。

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順路に沿って最初に通る縁側?からみえる庭は見せるための庭ではないようです。
これはそこに「ただ置かれている」ようにも見える鬼瓦ですが、その大きさにはびっくりです。
大人の身長の軽く二倍くらいはあるように見えました。

鬼瓦といえば、2006年のGWに旅行した佐渡でも巨大な鬼瓦がありました。
これはブログ開設前なので記事にしてませんが、いずれ機会があれば記録してみようと思います。

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画像はありませんが床の鳴る「うぐいす廊下」を進んだ先に「武田不動尊」があります。
ドラマにも似たような部屋が登場しますね。

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やっとここまできました。武田信玄のお墓です。
右と左とありますが、解説文を呼んでもいまひとつピンときませんでした。
劇中ではまだ信玄が生きているせいかもしれません。

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お墓の次にくるのがこの庭園です。これは文句無無しに素晴らしいです!
あえて本当に素晴らしいアングルの画像は掲載しません。
ここは是非実物を見に行かれるのが良いかと思います。

それにしても、さすがに天下の夢想礎石が設計しただけのことはあります。
いろいろ歩き回って楽しむ庭とは異なり、建造物のテラスのような一定の場所から
眺める庭としては、いままで見たことのあるなかでは最大級のインパクトです。

年間を通じたお手入れも大変でしょうからここが300円なら安いでしょう。
ぜひとも、いろいろな季節に見に行きたいものです。

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その先にある中庭もすばらしい風情があります。
小さな池を渡る屋根つきの廊下の左右に小さなベンチがあり、こんな家(?)に住んでみたい
と思いました。

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「迅きこと風のごとし」

本堂を拝観し終えたあと、閉館間際でしたが宝物館も急いで見て回りました。
上の画像はその受付のところにいたお寺の飼い猫と思われる白猫です。

人なつっこくて摺りよってくるのに、いざ激写しようとするとすばやく動きまわって
なかなか撮れませんでした。

ところで、この宝物館に所蔵されているいくつかの品は現在貸し出し中の札がかかっており
その一つが新潟県立歴史博物館とあり、先ごろ見に行ったところで絶妙なタイミングでした。


●恵林寺のホームページ
http://www.erinji.jp/index.html