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「焼き芋会」の帰り道、中央道・八王子インターに
向かう途中で偶然見つけたこのお店に入ってみました。

住宅街の中を通る抜け道のような通りに面したこの
お店は、一見すると普通の民家のようにみえます。

通りから良く見ると何かの看板がかけられていることは
わかりますが、ラーメン屋の雰囲気ではありません。
どちらかというと「主人が趣味でやっている蕎麦屋」
という雰囲気なのです。

そんなラーメン屋にはみえない外観からなぜラーメン屋
とわかったかというと、それは「野菜ラーメン」などの
明るい色調のノボリが数本道に面した敷地内に立てられて
いたからです。

そのノボリと蕎麦屋風の看板と、民家風の店構えがどこか
ミスマッチであり、この状況から「おいしいラーメン」
を連想する人はあまりいないかもしれません。

ところが、なぜかこの店にひきつけられるものがあり、
入ってみることにしまいた。

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入ってみると、玄関をあがたっところに券売機があるのを
除けば、まさに「一般のお宅をそのまま店にしてしまった」
ような作りとなっており、奥にある8畳と6畳の和室を
つなげて4人がけの座卓が6つ程度備えたお店になって
いるのでした。

このお店の売りは野菜入りのラーメンらしいので、妻と
二人でそれぞれ「塩野菜ラーメン」と「醤油野菜ラーメン」
を頼みました。

お客さんはゼロで備付けテレビが寂しさを紛らわしています。
廊下に面した窓からは、わりと広々とした庭が見えていますが
郊外の住宅地なので隣家とは双方庭を挟んで接しているので
表に人の気配は感じられません。

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さて、しばらく待ってやってきたものをみて「おお!」
と思いました。

数種類の野菜を炒めた具が乗っているところは昔からよくある
「味噌ラーメン」と少し似ていますが、スープと具材の見た目の
バランスが良く、バラ肉のチャーシューも薄めですが二枚乗って
います。

蓮華の中には魚介系の風味を加えるちょっとした材料が別に
なっており、食べる直前に自分で混ぜて食べるようになって
います。香りも、工業的な材料で強調した感じはせず、ごく
自然です。

あと、何より良かったのは器をしっかり暖めてから出している
ことでした。こういうところに細やかな神経を使える店主は
自分もラーメン好きであり「お客さんに自分の作ったラーメン
を最高の状態で食べて欲しい」と考えているのが普通です。

外観上はまず合格。次に問題のスープから飲んでみました。
私が頼んだのは醤油野菜ラーメンです。

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いきなり結論がでました。
「遠いけど、がんばって最低でも月1は通いたい!」です。

じつはここ数年来、動物系、魚介系にかかわらず、極端に
だしの味だけを強調したような「一瞬のパンチ力」しか
ないラーメンを食べ飽きています。

世の中的にもその反動で複数の微妙な味わいを合わせる
ところが増えてきたようですが、バランスの良いものは
なかなかありません。

私的には
「スープに野菜の旨みがたっぷり入ったラーメンが食べたい」
と思い続けていたのですが、自分のイメージにあるお店が
なかなか見つかりません。自分で作るしかないのかな?
と思っていたところでした。

このお店のラーメンは、野菜の旨みがバランスよくスープに
溶け出しており、それが豚骨ベースのスープと合わさって
非常にまろやかな味わいとなっています。こういのがなかなか
ありそうでないのです。

いきなり気に入ってしまったので、食後にサービスでついて
いるアイスクリームを運んできた比較的若い女性の店員さんに
尋ねたところこの方は奥さんで、ご主人は福生にある「一番」
の系列店で修行をつんだ後独立し、この場所は今年の8月に
オープンしたばかりだそうです。

思わぬところに「焼き芋会」の副産物がありました。

お店の名前は「福輪家(ふくわうち)」といいます。
八王子方面からあきる野方面に向かって滝山街道を西に
走ると、秋川を渡った直後で圏央道あきる野インターに
入る直前の信号を左折し、秋川沿いの道を道なりに
1~2分ほど進んだ左手にあります。

駐車場が広く車は5~6台は止められる広さがありそう
ですが、雰囲気は家庭そのものであり、奥多摩帰りの
ライダーにもお勧めです。

あきる野を含む西多摩地区には、他にも特徴を持った
ラーメン屋が複数ありますが、バイクを止めやすい
ところはじつはあまり多くありません。

「野菜ラーメン」を食べてみたい方は一度味見されては
いかがでしょうか?