就職活動スタート時期の三年生と話をした。
「自己分析とかやるんすかね」
そりゃそーだろ。
別にやりたくなければやんなくていいんじゃね?
とか、いろいろ返答は考えられますけど、
やっぱやった方がいいと思います。
何をいまさら。
ですが、やった方がいい!と思います。
逆に言うと、自己分析なんてやんなくても就職活動はできると思います。
自己アピールさえできれば、(そしてもちろん会社側がそのアピールを評価すれば)
内定もらえると思います。
私の彼への簡単な返答は、
「企業は、●●君が会社に入ったらどう活躍するのかっていう想像をしながらみてる
わけだから、その想像をしやすくする材料を提供すればいいんだよ。
学生時代にこういうことをして、その時工夫したのはこういうことで、自分の功績はここだと
思います。みたいなね。」
というものだったのですが、
加えるとすると、志望理由(なぜこの会社を希望しているのか)の質問に、
具体的な意欲・熱意・自分のキャリアプランを含めて回答せよ。
という感じでしょうか。
だがしかし。
たとえ内定を勝ち取れても、
そこの企業へ行くのが自分にとってハッピーなことなのかどうかを考えるには、
自己分析なしにはわからないと思うのです。
自分の成功体験・能力・志向 が認められても、
その認めてくれた企業で何をさせられる・何をさせてもらえる・何を選択できる
のかはわからないし、
それを自分が楽しめるのかはまた別のことなんじゃないかと思う。
簡単に言うと、
自己アピール「●●というイベント企画を成功させました!それは初対面の人と超楽しく話せるという自分の強みがあったからかと思います。辛くても自分でモチベ維持して元気がんばれます!」
↓
企業「元気な子が来たな、飛び込み営業に使えそうかも☆」
→内定。
で、どうなるか。
「たしかに毎日新規営業で新しい人と話すことは別になんともない。
でも、別に超楽しいってわけじゃない。
モチベーションも維持できてるわけじゃないな・・・。」
なぜなのか。
何を楽しいと思うのか、嬉しいと思うのか。幸せだと思うのか。
もちろん給料などの待遇の話は第一段階にはあると思うけど、その次には
その企業でその事業でその業務でそのメンバーで、自分がどう感じるのか、ということが、
その会社での働きやすさっていうものを感じるセンサーになるんだと思う。
以前、企画で頑張れたのは、自分が作った企画だったから。
1から考えたことだから多くの人へ広めたかった。
イベントの企画から広報から運営まですべて一貫してやりきるっていうのが
おもしろかったんだけど、
今の仕事は、
商材は決まってるし、自分が携われるフェーズも少ししかないし、
自分が売りたい人に声かけるっていうよりお金取れそうなとこに営業してるって感じで、
なんか無理やり感満載なんだよね。
みたいなことになる。
上記みたいな意見ってかなり「何いってんの?」って感じですよね。
もっというと「何いってんの?当たり前じゃん。お前わかってて入社したはずだよね」
ということかなと思う。
もちろん分かってなかったわけじゃない。
ある程度、できるできないを考えたはずで、だからこそ企業に響きそうな自己アピールを
したんだと思う。
が、その会社で仕事をやってみて自分がどう感じるのか、ちゃんとリアルに想像してこなかったって
ことなんじゃないかと思う。
その仕事をできる資質がすこしあったとしても、
その仕事を楽しんで頑張りつづけられるかということは似て非なるものだと思う。
つまりそれが自己分析欠落の弊害。
そうならないために、自己分析は内定のためにっていうより、内定後の将来のために
必要なのではないかという論旨でした。
もちろん、
「食っていけるだけの場所を与えられるだけで幸せなことだし、
どんな仕事でも楽しみは自分で見出し、つくっていくものだ。」
というごく当たり前の意見はあると思うのですが、
自己分析をろくにせずに、半ば盲目的に仕事に就き、
そんな当たり前の仕事論で自分の中の反乱分子すべてを説得にかかるのは、
非常にもったいないと私は思うのです。