驚きのお客さま。フランスよりギロウ坊を訪ねて三千里。
11月1日午後1時月1のお寺でヨガ、そして11時からの檀家さんのご法事を終えて、遠くフランス🇫🇷パリから珍しいお客様が来寺なされました。出逢い、それは仏様の説かれるところの「ご縁」。縁は奇なものと、申します。それは今年の6月くらいだったでしょうか?突然、私の携帯📱に一通のメール✉️が舞い込んできました。パリ在住の日本人女性の方からでした。内容はこうです。スイス🇨🇭の方と国際結婚なされて、現在パリにお住まいのOさん。娘のために、夫も自身の家族史を記録しているとのこと。夫の方は、キリスト教の教会に結婚先・洗礼や葬儀の記録が残されているので、先祖の系譜がなんと!1,000年以上にわたって遡れるそう!日本人は、徳川幕府により檀家制度が義務付けられて以降400年余り、お寺に過去帳という先祖の霊名が記されたものがあり、ヨーロッパ程ではないにせよ、若干辿ることはできます。それにしても、1,000年以上遡れるとは驚き以上の衝撃がありました。さらに、現在キリスト教カトリック派の教会史料は、かなりな割合でデジタルデータ化が進んでいるらしく、自分でパソコン検索ができ、調べることが可能だそう。進んでるわ〜!改めて、自国の歴史に興味がない人が主流を占め、過去や家を大事にしないことが顕著な、多くの戦後教育世代の日本人、そしていまだに日本政府、組織は多くのお金を使いながら何をやってるんだろ?と首を傾げたくなりました。話は戻りますが、奥様が自身の家紋を調べていて行き詰まり、先祖を辿ると徳島で高野山金剛流の宗教舞踊をされていた岡部ハツエ先生のことを見つけたそうです。そこで手当たり次第に検索をかけていったところ、長年にわたって高野山金剛講四国連合本部の事務局をしている(別に好きで長年している訳ではないです)私のこのブログに辿り着いたので、直接メールにて、「岡部ハツエ先生」についての問い合わせがきました。「宗教舞踊の先生をしていた岡部ハツエについてわかることを教えて欲しい。岡部家の家紋がわかれば知りたいです」関係ありませんが、私の星のめぐりは七赤金星なのですが、暦の中に、「貴方は、器用で社交的なので誰からも好かれるが、その分、決して人との付き合いは深くないので、頼ってくる人には親切にしてあげなさい」と書かれてあったことが胸に残り、昨今出来るだけ求めには応じるように心がけている、私。「個人情報のこともあるので、面識のない方に教えられない場合もがあること、ご期待には添えないこともあることを了承して頂いた上で、私の方で調べてみます。」と返信した上で、私の刑事ブロンコ(古い?)のような調査が始まりました。私の御詠歌の人脈を通じ、本山やお寺に直接電話にて問い合わせること10日目、そして8件目のお電話にて、ついに岡部ハツエ先生のお墓があるところを突き止めました!なぜお墓か?お墓には正式な家紋が彫られていると考えたからです。そのことをメールにてお伝えすると、たいそう喜んで下さいました。時期を見て一度日本に戻り、岡山県津山市にあるお墓にお参りします、と返信がきました。そして、しばらくして10月末に日本に戻りますので、光蔵寺にも御礼に上がらせて下さい、とのメール📩を頂戴しました。わざわざフランスからこんなところまで、気を遣わなくても良いのに、とも思いましたが、ぜひ寄らせて下さいとのことでしたので、これも何かのご縁とお待ちしておりました。何と!お母様、お姉様、旦那様、ご本人、娘さんのご家族5人でお越し下さいました。またいろいろと、貴重なお話を伺いました。先ずは、自分が親から聴いていた家紋と、岡部ハツエ先生のお墓に刻まれていた家紋が違っていたとのこと。おそらく、父は自分で好きな家紋を付けていたので、今回お墓にあった家紋の方が正式な岡部家の家紋だと思います、日本まで来た甲斐がありました、と仰っられました。本当にわかって良かったです。自分のルーツを大切にすることは、自分の為だけではなく、子孫のためでもあることを改めて感じました。お電話にてお問い合わせさせて頂きました皆様方、快くご協力下さいました方々には、厚く御礼申し上げます。拝ご主人は、歴史が大好きだということで、私ともウマが合いました。ということで、滅多に人に見せることのない、刀剣類(外国の方は喜ばれると思い)を実際に持たせてあげました。外国の方は、これが一番喜ぶんよ。ムフフ。やっぱり日本人=サムライやからね〜。僧兵も国際化?私の家に伝わる薙刀。詳細は明かしませんが、皆さんが思うよりも、かなり古いものです。せっかくなのでツーショット。娘ちゃんは、私の長女と同い年でした。続いて日本刀。しばらく手入れをしてないので、白い箇所が出てました……ヤバ。その他、フランスでのお話を聴いたり、お堂の方を案内したり、お寺に遺される古いものを見せたりしていましたら、すでに夕方になっていました。そして、この日にお土産に、と頂きましたフランスのルイボスティーとマロン🌰ジャムを11月16日(日)に開けました。マロン🌰のジャムって珍しくないですか?フランスパンにとても合います。ルイボスティーも、日本で買うものと違い、ハーブ🌿やお花が混じっており、とても良い香り。2023年12月にオーストリア🇦🇹ウィーン楽友協会黄金の間にて、御詠歌教師有志による金剛流御詠歌公演を行いました際に、私も参加させて頂きました。最初の方。さて、私はどこにいるでしょう?ウィーンの若き才能、バイオリニスト、ユーリ・レヴェチさんとトリオさんらとのコラボ。ユーリさん作曲のUnityという壮大な曲も、させて頂きました。御室仁和寺の門跡もご参加下さいました。そのお話をすると、次回のパリのノートルダム大聖堂で公演をする時には、必ず観に行きます、と仰って頂きました。ちなみに本年は、明後日19日、京都祇園にある歴史ある、みやこ踊りの歌舞練場にて公演です。人のご縁とは、不思議なものです。真言な不思議なり。弘法大師様のお言葉の通りですね。ありがたいことです。