久しぶりに友人JLと会ってきました。
この友人、以前よくこのブログにも
書いていたのですが
ペピートの甥っ子(30歳)の元彼
私がペピートと知り合ったのも
この友人宅で開かれた新年のパーティー
1年前に彼氏(甥っ子)と別れ
56歳にして10年ぶりにシングル
アゲイン状態
見た目はゲイ特権で若さをキープ
シティーの近くの州出身で大学入学
を機にこの街に来たらしい。
数年前この街で医療系の事業を始め
コロナバブルもあり割と業績は割と
順調だとの事。
比較的地縁血縁に縛られる事の無い
中年ゲイがこの歳になると
始まる話題はリタイア後の住処
私
”ちょっと前さVallartaにマンション
買うとか言ってなかった?”
友人JL
”やっぱり高いんだよね、あと問題は
今買っても数年は賃貸に出すけど
信頼して管理を任せる人が居ない事”
”でも本当に最近値上がりしてるわ”
私
”この街の不動産ですら10年前の倍の
価格だよ”
友人JL
”最近はオアハカ州の海岸沿いとか
良いかなと思ってる”
”まだ開発が進んでない、海辺の田舎町
的な場所が結構あるから”
私
”僕ら夫夫も今色々考え中”
”僕の希望は新鮮な海産物の入手が簡単で
できれば観光地の近くが良い”
”いざとなったら細々とでも観光ガイド
として日銭を稼げるし”
友人JL
”俺は完全に自然に囲まれた海辺の町が
良いかな。都会は苦手”
”故郷に戻ろうとは全く思わないし”
私
”僕は自然は無くてもいいや、大きな
公園があって都会で気候も良い
グアダラハラも候補だけど超高い”
”この街、東京、別荘の3拠点生活も
現時点で可能だけど、私もペピートも
仕事しなくなったらこの街に住む必要性
は薄くなるかな”
友人JL
”ペピートはなんて言ってるの?”
私
”意外にもこの街にこだわりはないみたい”
”この街でしか住んだ事無いし、いざと
なったらファミリーの側でとか言い出し
そうだけど”
友人JL
”まあ、こんな話ができるのは今や
Gくらいになっちゃったな”
”若いころ遊んでいたゲイの友達は
音信不通になった人がほどんどだし”
私
”そう言えばB子にまた若い彼氏が
できたらしいよ”
”多分、続く事は無いと思うけど”
友人JL
”あそこまで将来設計の無い暮らしも
してみたいね”
”今週末会って来るわ”
”のんびり温泉スパとか行きたいけど
多分バスターミナルで拉致されて
そのままクラブに連れて行かれるけど”
私
”気を付けて行ってきて”
”昨日も言ったけど、バスの予約、
最前方の座席は絶対駄目だからね”
友人JL
”了解”
”日本で草履買ってきてよ”
私
”任せて”
友人JL
”日本旅行、楽しんできて”
という事で
大人になり、生まれ育った場所を
離れて生活拠点を作ったゲイは
老後を迎える前に彷徨うようです。
ペピートはすっかり年末に旅行した
ユカタン半島のメリダが気に入った
ようです。
週末はビールを魔法瓶に詰めて
カンクンあたりのビーチに遊びに
行くんだって言ってます。
私はメキシコ湾とカリブ海の魚には
全く期待していないので
太平洋側の今持ってる別荘でも良い
のですが
早ければ私が定年を迎えるあと9年、
ペピートが定年を迎えるあと11年で
決断を迫られるこの問題。
なかなか正解の出ない話なんでしょうね。