今週始めに、ちと大きい仕事が一段落したので、白身の魚・煮付けが食べたいと思い、行ってきました。

  何にしようかさんざん悩んだが、未だ未経験の「南房フラッシャークロムツ」に決定。こういう釣りは不得手な為あまり行かないのだが、かもしは行ったばかりだし、アジはあまり状況が良さそうじゃないし、あまり考えずに決定。船は小湊のTKO丸さんにする。
何でも朝のうちにフラッシャーサビキでクロムツを狙い、リレーでアカムツ狙いらしい。自分アカムツは釣った事が無いのであまり期待せずに、外道で釣れるユメカサゴを本命と、勝手に決めつける。

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  前日、道具立てを電話で船長に問い合わせると、クロムツフラッシャーは錘150号、アカムツは200号だと言う。なんや・・・すっかり中深場の道具立てやん、と、やっと気が付く。そんな竿持っとらん。中深場という言葉とそれ用のタックルが出来て以来、一度もやろうと思った事も無いので無理もないか。
昨年作ったミドル泳がせロッドに200号の錘をぶら下げてみたところ、コマセマダイのロッドみたいに 5:5調子で弧を描いてるが、何とか使えそうだ。根掛かりのある釣りじゃないしコレでいいやろ、安易に決定。
仕掛けは、市販の「房総フラッシャー」を1個購入、市販の仕掛けはフラッシャーの量が少なく気持ち心もとなく感じたので、3組程自作で対応。実はこの市販の仕掛け、非常に意味がある、とつくづく感じた、その意味は後程。

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写真左が市販のフラッシャー、右が自作したもの。何のことはない、チンチラのボリュームをアップしただけ。ただ市販品は枝針を直接結んであったが、回転ビーズ仕様で作成、ハリ数は市販品と同じ7本バリ。
アカムツ仕掛けは、多分沖の瀬キンメ用ベースの3本バリでいいんだろうと、ハリス6号幹糸8号で組み上げる。深場釣りはそこそこやってるのでこの仕掛けは抵抗なく組めた。

3時集合・出船との事なので、早い時間に床に入り23時起床、2時間半位で着くと思ったが、余裕をもって3時間行程の予定で出発。

2016年 6月 2日(木)
中潮  満潮 1:35 干潮 8:33  天候 晴  北西風  波高 1m  水温 21.5度
タックル  リール ビースト3000    ロッド ミドル泳がせグラス 2.1m

2時半になる前、港に到着、早い時間に出船してくれると帰りも早くていいだろうと期待する。席決めはジャンケン。本日は客5名なので、一人に勝ちさえすれば四隅に座れると安心してたら、例によっていつものごとく全敗のビリ。1名、船長の下がいい、という奇特な方がいらっしゃったのであいていた左ミヨシを確保。つくづくジャンケンの弱さに情けなさを感じる。お隣の右ミヨシ氏はかなりの回数を重ねているベテランらしい。フラッシャーはなんと12本バリを用意していた。いーのか悪いのかよく分からん、ノーコメント。
出船。20分程でポイント到着。こんなに近いのか、少々驚く。周りはものすごい轟音で職漁船が操業している、噂に聞く「鴨川船団」かな?南房総白浜近辺でジギングに通ってた頃、遊漁船が出る前にポイントを散々荒らしてササッといなくなり、船長が「イワシ一匹いなくなってるよ・・・」と毎回ボヤいてたのを思い出す。

  やっぱり魚が散ってしまったのか、船長が入念に潮廻りしてポイントを決めかねている。しばらく探索が続いたあといきなり船長から「ハイどーぞ 98m」フイをつかれてちと投入が遅れた。程なくして着底、何回か誘いを入れるとボトムからソレらしいアタリが。追い食いを狙うとネライ通り食ってきたみたいだ。早速巻き上げ開始。幸先がいいぞと喜んだとたん、さらに強烈な引きが!追加でサバでも食ったみたいだ。クロちゃんバレるなよと懇願する。
   回収すると上バリを食ったのはナワキリ(スミヤキ?)、仕掛けを手繰ってると  
                       「あっ・・・・・・・・・!」
あの強烈な前歯で幹糸を切りやがった。下に付いてたクロちゃんと150号の錘が海底へ。ショック~ッ!
右ミヨシ氏は中サイズのクロムツ1尾をゲットしたみたいだ。日によって食う食わないがハッキリしているらしいが今日は食う日みたいだ。
気を取り直して、第2投。コレはすんなり決着がついた。2尾ゲット。
中深場釣りの先入観があったけど、泳がせのエサ釣り、サビキアジと変わらんじゃん。なんてことないわ、下ろす度にクロムツが上がってくる。ちょくちょくサバも食ってくるが、コレは後半のエサ用にとキープ。気が付けば足元のタルがいっぱい。知らぬ間に空も明るくなっていた。

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明るくなったと同時にサバの猛攻が始まる。
150mのポイントまで移動したが、仕掛けが落ちて行かない。
ロッドがヒラマサでも食ったかのように曲がっている、が、下品な周波数のバイブレーションをロッド全体が醸し出しているので一目でサバと判別出来る。
夢中で仕掛けの上げ下ろしに集中していたが、右ミヨシ氏に「ムツ、いくつくらい上がった?」と聞くと「最初の一本だけ」とそっけない返事。どうやら毎度々々サバにやられてタナまで仕掛けが降りてないみたいだ。
『12本もハリ付けるからすぐにサバにつかまっちゃうんだよ』と声に出さずにしゃべる。考えてみれば、今の自分の仕掛けは市販品だ。あんまり飾ったフラッシャーだとサバの眼を引いて餌食になってしまうのでは?と悟った。
サバ対策に2本バリに落とそうかと本気で考えたほどだった。やっぱり市販品はそれなりにテストを重ねてサバ対策も含め最も有効な仕様で仕上げてあるんだ、と再認識した。
   こんな状況でも右ミヨシ氏は相変わらず12本バリで降ろし続けている。ふと思ったんだが、クーラーを2個持ち込んでるところを察するに、釣れるのであればサバだろうがなんだろうが釣れるだけ釣って全てお持ち帰り、のパターンなんだろう。それであえて12本バリで挑み続けている、と推察される。気が付けば先ほど私が上げたナワキリ(スミヤキ?)も捨てようとしたら「ちょうだい」と持ってってくれたし。私みたいに外道は必要なだけキープしたら後は海にお帰り願う・・・タイプの釣り師には、彼の仕掛けは参考にならん、と一人納得した。
   「上げてください、じゃアカムツ行きます。錘200号ね」
船長の合図でフラッシャーは終了。あっという間に終わった感じだ。今日は底に仕掛けが落ちさえすればクロムツは入れ食いの状況だったので後ろ髪引かれる思いで仕掛けを回収する。
   気が付けばポイントは鴨川沖のそれほど岸から離れてない場所だ。こんなに近い場所で中深場釣りが出来るのか、改めて感心する。

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   アカムツは300mラインを攻めると聞いてたので、しばらく走るのだろうとノンビリ獲物の片付けや仕掛け・エサの準備をしていたら、なんとものの5分程度も走ったところで  「ハイ着きました。準備出来た人から降ろしてください。298m」
早!またしても出遅れてしまった。そそくさとアカムツ仕掛けにエサを付け、皆に、ちと遅れをとりながらも釣り開始。右ミヨシ氏に早速アタリがあったようだ。
上げたのを見てみると、50㎝近くある良型のクロムツと、なんとキンメ!こんなとこでキンメが釣れるんだ、と感心しながら、キンメ仕掛け持って来れば良かったと後悔する。キンメが釣れるんじゃ、と少々テンションが上がり竿先注視していると、こっちにもアタリが。しめしめと思い上げてみると、こちらはアジでした。好きな獲物なので迷わずキープ。なんか、いろいろ釣れて結構面白いかな・・・と、

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200号錘ぶら下げると少々竿が負けてるかな、と思ったけど、支障ないから今後もコレでいく、と、勝手に納得する。もっとハードな泳がせ竿も持ってるんだが、これ位のたわみ方が好きなので今後の200号はコレで決定。

   さて本題のアカムツ釣りですが、この釣りは苦手で釣れる気がしない。正確なやり方も知らないし、誘いが大事とは聞いていたが、こんなにハードなタックルで手持ちの誘いなどワシには出来ん!と、勝手に決めつけ独断で本命はユメカサゴと決めつける。本当にアカムツを釣りたければ、おそらく波崎のアカムツ船に行ったほうがいいだろう。と、アカムツオデコの言い訳をアレコレ考えながらまったりとした時間を過ごす。先程のクロムツの喧騒に比べれば、ノンビリ・まったりした時間帯になってきたのでホッとして船上での至高の時を過ごす。

  精神的に余裕も出てきたので船内、周りを見渡してみると、ミヤの4番、シマノの4000番、と改めて皆のタックルから中深場釣りなんだなぁと実感する。初めての中深場なので新鮮な気分でその雰囲気に浸る。
その後、クロムツ数尾、本命?のユメカサゴも3尾追釣し、後は間違ってアカムツが釣れればラッキーっとますますノンビリ構える。

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ユメカサゴの写真は撮り忘れました。
も、クーラーもいっぱいになったし、早く帰りたいな、と思っていたら、右ミヨシ氏にアカムツが掛かったみたい。小さ目20㎝クラスかな、でも立派な本命アカムツです。
さすがベテランさんだな、と感心しきり。自分はヒラマサ釣りに行った時、必ず釣ってやるんだ、と執念でいつも釣ってくるが、アカムツもやはり執念で釣らないと釣れない獲物みたいだ。私みたいに間違って釣れないかなぁ・・・レベルでは釣れないのであろう、反省します。
本日、船中アカムツはこの1尾のみ。クロムツは良かった割にアカムツは渋かったようだ。クロムツは8尾~13尾、自分が竿頭だった。サビキアジと同じような感覚で抵抗なく望めたのが功を奏したのであろう。クロムツは全く釣れない日もあるとの事なので、上々の戦果にほぼ満足。

   本日使用したエサは、アカムツ狙いとの事でホタルイカを一応用意して使ったが、ベテラン氏はいつもサバ切り身だけでやってるらしい。話を聞くと年間何十本とアカムツをゲットしているみたいなので、あながちウソでもないだろう。まぁ参考情報レベルで。
   9時過ぎに沖上がり、9時半帰港。早出の早上がり、早く帰れていーな。

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本日の釣果
           クロムツ     20~36㎝  13尾
           ユメカサゴ  20㎝クラス  3尾
           アジ           30㎝クラス  1尾
           マサバ        50㎝クラス  2尾
           ゴマサバ    多数  次回以降の身エサ用に必要分だけ確保
                                    後はすべてリリースしました
           スミヤキ      1尾   贈呈

まぁ初めての釣りにしては上々の釣果だと思います。アジがもうちょっと欲しかったなぁと、心残り。
でも、コレだけでもクーラー充分重いし、コレ以上あると帰宅後の処理が憂鬱になるから、良しとしましょ。
ベテラン氏は12本バリで揚げたゴマサバ、クーラー2個に分けて全てお持ち帰りのようです。他人事ながらあれだけの量どうするんだろう・・・と、余計な心配してます。

後程、船長のHP釣果情報を見て疑問が・・・。
情報欄に「良い外道ワズカ・・・」という表記が。
おそらくキンメの事だろうと思慮されるのですが、キンメと表記しない。素人考えだと「外道 キンメ」と表記すれば『キンメが外道で釣れるのか』と、自分みたいな、にわか中深場氏がこぞって乗船すると思うのだが。
考察するに、おそらく職漁船との協定で遊漁船はキンメ釣り絶対禁止みたいな決め事でもあるのではないかと。釣果情報にもキンメが釣れた、とは間違っても記載出来ないのかなぁ、と勝手に推察してます。だからこのブログタイトルも「クロムツと良い外道」と、考慮して記してます。
っつう事は、キンメ狙いでやれば釣れる可能性もあるって考えられます。聞いたらダメッて言われるのは明白だから、間違って外道で釣れた演技をしないと。

それから、この船、結構面白い。
客の希望に合わせてリレー釣りに出てくれる。クロムツ→ヤリイカとかクロムツ→オニカサゴ、時期になれば スルメ→オニカサゴとかスルメ→マダイも。
今度、無理言って スルメ→泳がせ に連れてってもらおうかな。鴨川海域は夏場にカンパチも回ってくるので面白そう。夏場、かもし船は中だるみになるのでやってみる価値はありそう。船長に言わせると、未だかつてそんなリレーは出たことないって言われたけど。試しにやってみましょ、せんちょ。

本日、帰宅は 14:00。
こんな時間に帰れれば御の字。楽でいいや。
クロムツ・カサゴ、煮付けで食べ比べてみたけど、オレはやっぱりカサゴの煮付けが好きみたい。
今度は本気でカサゴ狙いの船に乗ってみようかな。