WBA女子世界Sフェザー級 タイトルマッチ10回戦

 

2019年6月29日(土)  16:00-

会場 韓国 東仁川女子中学校
 

王者 チェ ヒョンミ(韓国) VS  OPBF女子フェザー級王者  藤原 芽子(真正)

 

判定3-0
97-92,98-91,96-93

 

藤原選手は、「そこ=リングの上=試合」の時のみ、「誰でもない自分」を生きているのだろうな、と今回試合を見て感じました。

 

結果を文字にすれば、この試合は藤原選手の負けですが、私は彼女が負けたとはとても思えません。

 

勝ってはいないけど、負けてもいない。

私の感想は、それに尽きます。

 

そう思わせることができるということは、プロボクサーとしての仕事を立派に果たしたことだと思います。

 

 

かつてオートバイの世界グランプリのレーサーに聞いたことがあります。

 

「グランプリにはキングオブ負けず嫌いが集まってるんだ。もちろんテクニックも大事だけど、何よりも負けたくない気持ちのほうが大切。」と。


負けたことはとても悔しかったと思います。

 

キングオブ負けず嫌い同士の戦い。

 

しっかり目撃しました。

 

 

最後にみなさんに山下会長の言葉をお届けします。

 

「よく頑張った。試合の負けについては認めている。相手もすごいうまい。藤原のパンチも通用すると思ったけど、今回は行けなかった。またきっとチャンス作ります」

 

そして笑いながら

「わしは嘘つかへんからな。」

 

 


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