すっかりハマっている14歳の世渡り術シリーズ
内容紹介
「友人がいない」「価値観が合わない」「疎遠になってしまった」etc.友だち付き合いに悩んだら読んでほしい一冊を、金原ひとみ、宇垣美里、松村圭一郎ほか多様な書き手が紹介する読書案内。
今、悩んでなくてもバシバシ心に刺さりそう。
19人の大人たちが、かつて自分が学生のときに友人関係で悩んだ経験や、その時の感情などを交えて、おすすめの本を教えてくれます。
この本自体は字も大きく、文章も短いのであっという間に流し読みできて、おすすめしてくれた本のうちこれ読んでみたいなってものをメモする、ぐらいの軽い感じですが、
あーこの考え大切だよなと思ったのが、武田綾乃さんの文章。
ざっくりと書くと、こんな感じ。
10代は、爪を研ぐ季節。
日々楽しいことばかりじゃない。自分の爪を研ぎ、戦いに備えていくしかない。
受け身のまま誰かが楽しませてくれるのを待っていても何も起こらない。楽しもうと自分から動き出せば楽しいことが起こる確率はあがるはず。
友人関係も同じ。
友だちの言動に傷つき、自分も誰かを傷つけながら、それでも許すことを今からたくさん練習したほうがいい。その経験が、必ず自分自身を救ってくれる。
ただし、ひとつだけ友情に関して気をつけてほしいのは、あなたの尊厳を守ってくれない友だちとは付き合わなくていいということ。
親友だから、という理由をつけてあなたを自分のいいように動かそうとする人は、できるだけ距離をとってください。それは友情ではなく、ただの利用です。そして、一度そうやって付け込まれると、似たような目的で近寄ってくる人がどんどん増えます。
中略
世界を変えられなくても自分を変えることはできる。
最後に自分を幸せにしてくれるのはやっぱり自分しかいない。
すごくいいこと書くなぁ、この人。
誰なんだろう?って思ったら、響け!ユーフォニアムの作者でした!あらまぁ、吹奏楽部の青春ストーリーの作者様!