※「こはる日和」は私の自己満・ストレス発散のためのブログです※

 

 

ここらでちょっと、小学校低学年の頃のお話を。

 

 

これは小学1年生の頃のお話です。

私はいつも、家が近所でとても仲の良かった女の子と

毎朝一緒に学校に行っていました。

道中はモチロン、ふざけ合い、遊びながらの登校です。

 

通学路の途中に小石を敷き詰めたような駐車場がありました。

ある日の朝、この駐車場に差し掛かった時、

「白い石を探そう!」という話になり、

二人で夢中になって石探しをしてしまったのです。

 

ふと気付くと、周りには登校中の小学生など誰もいません。

あれ…おかしいな。

急に不安になった私と友達は、石探しを止め、急ぎ足で学校に向かいました。

しかし道中、やっぱり誰一人として小学生を見かけません。

学校の門に着くと、走って靴箱へ向かい、急いで上靴に履き替えると、

静かになった校内を二人でそろ~っと歩き、教室へ向かいました。

 

中を覗くと、すでに授業中…1時間目が始まっていたのです!

いったいどれだけの時間、あの駐車場で過ごしてしまったのやらチーン

どれだけ怒られるだろうとドキドキしながら、

そーっと教室の後ろのドアを開けて二人で中へ入り、

静かに自分の席に着きました。

それを先生は黙って見ていましたが、何も言いませんでした。

 

いつ遅刻について言われるだろう、怒られるだろうなと

心配で心配で仕方ありませんでしたが、

結局その後も担任の先生は

私と友達にそれについてただの一度も言う事はありませんでした。

遅刻の理由を見抜いた上で何も言わないでいてくれたのでしょう。

先生、ありがとう。

 

それまでも、それからも、遅刻はこの時の一回きりだったと思います。

小学1年生だった私の中で、良い(?)経験となりました。

 

 

そして次に、小学2年生の頃のお話。

 

私の学力は、クラス上位とまではいきませんが悪いものではなく、

それなりに普通の学力だったと思います。

100点をとるのも少なくはなかったと記憶しています。

まあ、2年生程度の内容です。

そこまで低い子もいなかったのではないでしょうか。

 

ある日のこと、国語だったと思いますが、テストが行われました。

皆静かに、一生懸命テストの問題を解いています。

 

私の隣の席にはクラスでもお調子者の部類に入る男の子が座っていました。

その子が問題を解くのにすごく苦労していたようで、

担任の先生(1年の時とは違う先生です)がその子の横に付いて

何かアドバイスをしていました。

 

それを見た私、何を思ったんでしょう…

ちょっとしたおふざけ程度の気持ちでその男の子に向かって

「見せてあげようか?」とニヤニヤ笑いながら言ったのです!

それを聞いた先生は私に向かって怒りに満ちた強い口調で

「見せてあげれば!?」

と言って去ってしまいました。

 

それを見て私はビックリして固まってしまいました。

ちょっとからかっただけで本気じゃないのに…。

先生があんなに怒った理由がまったくわかりませんでした。

その後先生は、それについて私に何を言ってくるでもなく

ただただ時間が過ぎていき…(私は気が気じゃなかったんですが。)

 

そしてその時のテストが返却される時がやってきました。

返却されたテストは、私の解答はすべてマルで100点満点でした。

しかし、テストの点数の欄には大きくこう書かれていました。

 

 

「0点」

 

生まれて初めての「0点」です。

かなりのショックを受けました。

先生を怒らせたからだなと思い、何も言えませんでした。

後ろめたい気持ちがうずまき、

もちろんこのテストは親には見せられず、こっそりゴミ箱に捨てました。

 

今にして思えば、なんて酷い事をしたんだ私!!と…。

でもその時の私には、何が酷かったのかまったく理解できませんでした。

ただただ、からかっただけだったのに。本気じゃなかったのに。

という思いでいっぱいでした。

 

この経験は、今でも強烈に私の記憶の中にとどまっています。

人の気持ちを感じ取り、そして思いやる。

そんな勉強のひとつになったと思います。

 

 

ま、その後、高校生になってからは

しょっちゅう赤点とってましたけどねニヤニヤウハハ