ほとんどの人にはどうでもいい話なんだろうけどね。
いまや、ベンフィカ戦をルスで観戦する人の楽しみの1つとなっているのは、
ベンフィカのシンボルである鷲が、スタジアムを周回しながら下りてくるのを見ること。
否が応でも気持ちが高まるのよね。
その鷲、Vitoriaちゃんは、ポルトガル国外でも超有名人…いや、超有名鷲。
先日書いたとおり、私の胸のタトゥーもVitoriaちゃんがモデル。
実は昨年末から、そのパフォーマンスが止まっちゃったのよね。
それは、Vitoriaちゃんの飼い主Bernabeさんとクラブ側の衝突によるもの。
で、契約解除後、ベンフィカは新しいVitoriaちゃんを探していたんだけど、
昨日、2代目となるVitoriaちゃんをお披露目。
ルスに慣れ、きちんと飛ぶようになるまで訓練するにはそれなりの時間が必要なので、
パフォーマンスは来シーズンからになるようです。
そもそも、ベンフィカとBernabeさんとの間に交わされていた契約が、
どういうものだったのかは分からないけど。
こういうのって難しいよなぁ。
彼は元々、ベンフィカファンが高じて鷲を育てるようになったのが始まりだと聞いている。
ルスが新しくなってから、あのようなパフォーマンスをするようになったわけだけど、
昔のルスの時はボランティアで、手に鷲を止まらせてピッチを1周していたんだよね。
そこに商品価値を見出しビジネスに結び付けたのはクラブ側で。
Bernabeさんも、ビジネスとしてとらえるようになったわけで。
どっちが悪い、とか、私には言えない。
約10年前、昔のルスで会ったBernabeさんと初代シンボル鷲のGloriaちゃん。
(Bernabeさんは有名なので、顔そのまま)
この頃は…何もかもが全てシンプルでした。
お金ってやっぱり怖いかも。