先週末、以前同じ職場だった先輩(同じラインで働いたことはないけど)とごはんを食べてた。

彼は数年前に会社を辞めていて、

話題はいつの間にか転職の話になった。


転職して思ったことは、

「続けられるのなら、今の会社を辞めない方がいい」

ということだったらしい。


そりゃそうさ。

うちの会社は…給与が特にいいわけではないけど、その年代の平均年収はもらえるだろうし、

福利厚生もめちゃくちゃしっかりしている。

転職をするにあたって同じ条件を求めたら、まず難しいと思う。





それでも私は、仕事を辞めたいと思ってる。

この先が見えすぎるほど見えてしまっている、というのもあるし、

この先どうなるのか不安定すぎる、というのもある。


先が不安定、というのは、会社組織を考えた場合。

正直、つぶれることはないだろうと思ってる。

でも、経営形態がどうなるのか、そのたびに私たちは振り回されるのか…というのが不安材料。

先が見えすぎている、というのは、

下手したら今年度中にも、少なくとも2・3年以内に管理職になるための選考を受け、

いくつか想定されるキャリアを、お決まりの道を歩むのだろうということ。




辞めたいとは昔から思っていたけど、辞めなかったのは。

「辞める」という選択肢を使ってしまいたくなかったこと。

(選択肢はいつも複数持っていないと不安)

転職するにも就職活動というものを一度もしたことがないこと。


そして、母親の反対。

私に今の会社に勤めて欲しいと思ってたのは、誰よりも母親だったから。

家族に反対されるというのは、なによりもあってはいけないことだったの、私には。

だからといって、母親のせいで辞められないと思っているのではなく、

母親の意見を基に辞めないという選択を私自身がしているわけなんだけど。


そんな母親が

「もういいよ。十分頑張ってきたんだから、辞めたいと思ったら辞めなよ。」

と言ってきた。

ここ数か月、私があまりにも精神的に不安定であることに気付いたのかもしれない。



そうなるとあとは自分がどう判断をするか。




辞めたらしばらくは海外に行きたい。

アフリカにボランティアに行きたいし、ポルトガルに行ってポルトガル語や料理を学びたい。

フランスやイギリスにも行きたい。

そう、やりたいことは沢山ある。

退職金だって、つつましく暮らせば1年ぐらい十分生活できる金額は貰えるはず。



だとしたら。

そろそろ覚悟を決めようかな…ほんの少しの勇気を持って。

そして、周りに迷惑をかけないタイミングを見計らって。