今週、ポルトガルでは大きな出来事が。
ベンフィカが優勝した!ってことではないわよ。
ローマ教皇・ベネディクト16世の訪問がそれ。
(ポルトガル語ではベネディクトとは言わず、ベントと言います。)
ポルトガルはカトリック国なので、これは大ニュース。
11日にリスボン入りし、今日14日にお戻りになったようで、
ラジオを聞いていても、その模様が生中継されていたり。
この訪問は、三大奇跡の1つであるファティマの奇跡と言われる、
聖母マリアの出現を目撃した3人の子供のうち2人が列福されて10周年を迎えたことを記念してのもの。
ファティマに聖母マリアが初めて出現したのが1917年5月13日。
その聖母を目撃した2人の子供が列福されたのは2000年5月13日。
前教皇である、ヨハネ・パウロ2世の暗殺未遂事件があったのが、1981年5月13日。
そして、彼の列福調査の準備が始まったのが、2005年5月13日。
ファティマでは、毎年5月13日と10月13日にお祝いがある。
私自身はファティマに行ったことがない。
正確には、
リスボンからポルトガル北部へバスで移動する際、ファティマを経由することが多々あるから、
ファティマの街を通ったことはあるけど。
大抵、どこに行っても教会や修道院に行くけれど、ここだけはちょっと恐れ多くて…。
ファティマにあるのは、一般の教会よりも格が高いと言われているカテドラルより、
更に格上のバジリカ。
その前にある大きな広場の入り口からバジリカまで、
巡礼者たちは跪いて祈りながら進んでいくという。
そんな必死に巡礼をし、祈りをささげている人の隣で、
観光する気持ちにはどうもなれなくて。
でも、一生に1度でいいから行ってみたいなぁ。