8/20号のmadame FIGARO japon のテーマです。
社会的な成功を収めること。
欲しいものはすべて手に入れられるような収入を得ること。
資本主義の世の中では、こういう人がいないと成り立たないことは分かっているけど。
考えて欲しい。
日本という国に生まれた幸運を。
経済的に悩むことなく過ごすことができた幸せを。
日本円で言えば、たった何百円がなかったために命を落とす人が、世界の中にはいる。
経済的な理由できちんとした教育が受けられず、闇の世界で生きる人がいる。
一見恵まれた日本の社会の中でも。
今は大学を受ければ全員入学できると言われているけど、高卒で就職を選ぶ人もいる。
私自身、父親が入退院を繰り返していて、仕事ができない状況だったので、大学は諦めた。
周りの人は「奨学金を受けて進学すればいいじゃない」と知ったかぶりをして偉そうに言うけど。
何故、進学をあきらめるかと言えば。
確かに奨学金をもらえば学費や生活費はフォローできるけど、
家族の生活費までは出してくれないのよ。
実際、うちの会社に入社した高卒の人も、
父親が亡くなって、母親を養っていかなければならない、とか、
お兄さんが大学に進学したから、その学費を援助しなければならないとか、
家族の生計を担っている人が、結構いるのが事実。
日本の富裕層の中で、そういうことを念頭に置いている人ってどれだけいるんだろうね。
私はアメリカって嫌いだけど、1つだけ尊敬しているのは、
例えばハリウッドスターとか、寄付をしたりチャリティに力を入れたりしている人が結構いるところ。
そういう人を偽善者呼ばわりをしている人がいるけど、
何もしない人が多い中で、素晴らしいことだと思うの。
自分のことばかり考える、貧しい心を持つのではなく、
自分は恵まれた環境にいるんだということを認識して、誰かのためにできることはしていきたい。
そんな意識をみんながもてば、アフリカとか悲惨な状況で生活せざるを得ない人々を、
少しでも救うことができるのにね。
自分がどれだけ成功しているかを自慢するようなブログを見ていて、
ちょっと気分が悪くなったので書いてみました。