別に食べ物の話ではありません。

ましてや、男の話でもありません。

最近日本語力が低下しているのか、いい言葉が思いつかなかったの。

(ポルトガル語より日本語勉強しなきゃね)


私はあまり芸能界には詳しくなくて。

今は家にテレビさえないし…。

でも、なければないでどうにかなってしまう。

ネットがあるし、普段は音楽やらネットラジオやらで十分だから。


人に対する印象って、どうしてもイメージ先行で。

特に芸能人、有名人ってそんな感じ。

実際に接する機会なんてないから、悪いイメージって引きずっちゃう。




叶姉妹って、私、あまり好きじゃなかったの。

あのスタイルの良さはなんだか嘘っぽいし、

あそこまで露出が多いのって、なんだかはしたないというかみっともないというか…

(私が憧れているのは杉本彩。彼女くらいがちょうどいい。)

あのゴージャスぶった感じも、なんだか、ね。


でも、ある日本屋に行って、叶恭子が書いた本をちょっと立ち読みした時に、

「あ、この人結構真面目なのかも」って思ったのね。

そのとき買わなかったから手元にもないし、

どんな言葉に対してだったのかは忘れてしまったけど。


で、彼女たちのブログを見ていたら、

「あなたの人生は、すべてあなたの選択の繰り返しなのですよ。」

という言葉を見つけて、

この人のマインドは私に近いかもしれないって思った。


何かあると人の所為にする人が多い中で、こういう考え方をする人が私は好き。

人生に何度もある岐路に立った時、選択肢が一つしかない、ということはまずあり得ない。

それは自分で思い込んでいるだけ、ほかの選択肢が見えなくなってしまっているだけ。

彼女たちって、結構売れない時期が長くて苦労してきたって話もあるじゃない?

そういうことを乗り越えたうえでの言葉って思えて、重みを感じる。

私だって今までいくつもの分かれ道に立って、

今とは全然違う人生を歩んでいたかもしれないけど、

でも、選択した道は間違えていないと思ってるし、私は今の私が好きだし。




あともう1人が、最近見ないけど細木和子。

あの言いたい放題なところがいいんじゃなくて。

(あれが彼女のキャラクターなんだろうけど、相手に合わせて言い方は変えるべき。)

彼女が言っていた

「give and take」

という言葉の説明が、すごく印象に残った。


「give and take」は、まず、自分から何かを人に与えなければいけない。

見返りを求めるのは二の次。

でも、最近の人は、人に何かをしてもらうことを第一に考える。

自分から誰かに何かをしようとしない。

それは「take and give」であって、大人がすることじゃない。


確か、こんな感じのことだったと思う。

本来の英語の意味とはちょっと違うけど、その日本人としてメンタリティは理解できる。

いつもは「何言ってるの、このおばさん」としか思ってなかったんだけど、

ちょっと見直した一瞬。




こういう意外性を見つけると、なんだか嬉しくなる。

「私も伊達に歳を重ねているわけじゃなかったのね。」と。

「ちゃんと人を見る目が少しずつ養われているのね。」と。


第一印象にとらわれず、その人の本質を見抜くこと。

人生は毎日が勉強です、本当に。