会津に行った時、1人の女性と出会った。

ちょうど湯野上温泉駅から大内宿へ向って歩いている途中のこと。


年齢はおそらく60代くらいなのかな。

彼女も1人で私の前を歩いていて、追いついた時に挨拶をして。

その時は少ししか話さなかったけど(私の方が歩くのが早かったから)、

帰り道でも一緒になって、川の冷たい水で足を冷やしながら、いろいろと話をした。

結局その人とは、塔のへつりまでご一緒したんだけど。


旅行したり歩いたりするのが好きで、

でも旦那さんはあまり好きじゃないから、よく1人で旅行しているということ。

4年かけてお遍路をしたこと。

海外旅行も大好きで、

つい2週間前までフランスを1人で旅行してきたこと。


服装も自然体、髪も真っ白なまま。

すごく行動的な人で、私もこんな風に歳をとりたいな、と思った。



人間、生きていれば誰でも歳はとるもので。

それを受け入れずに、どうすれば若さを保てるか…ということに躍起になっている人って、

私には、ただ悪あがきをしているとしか思えなくて。

一方、歳をとることに悲観的になっている人も、なんてつまらない人だろう、と。

どうにもならないことを無駄に心配しているのなら、別のことを考えればいいのに。

だって、全ては自分の心がけ次第なんだから。



年配の人で素敵なだなと思う人って、自分の気持ちに正直な人。

年齢を理由に、自分の行動に制限をかけないし、

無駄に若さを追い求めることもしない。

その時の自分に合ったおしゃれをして、その時やりたいと思ったことに挑戦する。

その姿はとても生き生きしていて、すごく輝いていて。

今までの経験を基に築き上げてきた自信が満ち溢れてる。



私が望んでいる歳の取り方って、そんな感じ。

一番身近な私の母も、

60歳を過ぎてから自動車免許をとったり、習い事を始めたり、結構行動的で。

そんな姿に憧れてたりもする。



いい歳の取り方をしてるな…といつか、自分を思えるように。

やっぱり自分に素直でいることをこれからも心がけていきたいなと思う。