この時期になると、世の中全てが申し合わせたように、
UVケアだの美白だのと騒ぎ始めるのにうんざりしてしまうのは、私だけなの?
ファンデーションや下地用のクリームが欲しくて化粧品を買いに行ったら、
店員さんがここぞとばかりに
「この化粧下地はSPFがとても高いんですよ」とか、
「これは美白成分が入ったファンデーションで…」とか、延々と説明が。
また始まったよ…と思いつつ、ひと通り聞いた後で。
「ごめんなさい、私、夏は日焼けしたいんです。美白には興味ありません。」
と言ったら、ものすごく驚いた顔をされた。
「申し訳ありません。そうですよね。こういうのも好みがありすよね。」
なんていいつつ、顔は
今どきこんな奴がいるのか
って感じ。
いいじゃない、私は小麦色の肌が好きなんだもん。
もちろん、真黒になってしまった去年の夏は特別で。
普段は皮がむける一歩手前くらいで抑えているんだけど。
陽射しが好きってそんなに珍しいのかしら。
今は「日焼けは不健康」なんて言われているみたいだけど、
私からすれば、皮膚がんになる確率が高くなるっていうだけでびくびくしているほうが、
逆に精神的に不健康に思える。
(なんでもそうなんだけど、確率なのよ、ただの。)
日焼けすると肌が汚くなるというけど、それだって手入れ次第でしょ。
少なくとも私はそういう風に言われたことはないし。
何で私はこういう風に少数派を渡り歩いているのかしら…
と思いながら立ち寄った本屋さんで捲っていた雑誌に、後藤久美子の記事が出ていて。
「UVケア?してません。」
の文字を見て、思わず
「そうだよね~」
とつぶやいてしまった私。
これからも堂々と日焼けをして歳を重ねていこうと改めて思ったのでした。