旅行の話がカーボヴェルデまでで止まってしまったので、それ以外の話も少しずつ書いていきたいと思います。

今回は元カレ、Rくんと再会したときのこと。



成田からの飛行機に乗り遅れた…こと、次の便には何とかもぐりこめたことは以前書いたけど。


このときほど、「エールフランスを使っててよかったなぁ」と思ったことはなかった。

ヨーロッパ方面の航空会社は普通1日一便だから。

翌日になってしまっていたら、カーボヴェルデにも行けなかった。


本当なら夜の10時ごろには着くはずだったのが、翌朝の8時ごろに到着。


空港のロビーに出たら、Rくんが出口のすぐ傍で待っていてくれて。

「ちゃんと来れたね。よかった~」

と、ハグして思いっきり抱きしめてくれて。


やっと会えたのと、久しぶりに抱きしめてもらったのとで、結構私は泣きそうな状態だった。



カーボヴェルデへの出発が12時ごろだったので、空港内のカフェでおしゃべり。


お土産は、彼が好きな横尾忠則の絵の解説が英語と日本語で書かれている本。

そして、以前秩父神社で買って、送ろうと思っていた青い龍の絵馬。


「それよりも、早く龍のタトゥーを入れたところを見たいんだけど,,,」

と言いながらも、喜んでくれたのでひと安心。

彼はずっと、今でも「龍のタトゥーを入れて!」と言っているんだけど、私はひたすら拒否してる。

(青い龍は彼が贔屓にしている、そして私が最もライバル視しているサッカークラブのマスコットだから)


近況を挟みながらそんなくだらない話をしているのが、すごく楽しくて。

「昔に戻ったみたいだね。ポルトガルでというのが不思議だけど」

と言いながら。

でも、時間はどんどん過ぎていって、出発しなければいけない時間になってしまった。


「夢が叶うんだから、しっかり楽しんできてね」

「ナンパには気をつけるんだよ」

「ポルトガルに戻ってくる時にはまた迎えに来るからね」


と、またハグして、額にキスしてくれて。

私は泣きたいのを必死にこらえてた。

「一緒に行ってくれればいいのに」と言いたいのを我慢しながら。

ちゃんと私が飛行機に乗れていれば、もっとたくさん話す時間ができたのに、と後悔しながら。



そしてカーボヴェルデに飛んだのでした。

周りはカップルだらけでそりゃあきつかった…