ちゃお~~みなさん
アッズーリに託したイタリアの夢・・・44年ぶりに「サッカー・ヨーロッパ大会優勝」という・・・夢。
でも、世界一強豪のスペイン相手に、コテンコテンに打ちのめされ、幻影に終わってしまった現実。
4点目が入って、あと残りちょっとの時点でも、なおもう一つ追加点をいれようとしていたスペインに、
試合を中継していたキャスターが、思わずだと思うけど、
「Oh~no.......abbiate pieta`」(おぅ~のぉ....(イタリアに)哀れみを・・)ってポロッと言ったのが印象的だった...
で、結果は・・・フェスタどころか、「フィエスタ」(スペイン語でフェスタの意)になっちゃって・・・。
試合中も、スペインの一方的ペースで、アッズーリの動きがいまいち・・・うっん.......って感じだった....
先の対ドイツ戦で見せた、素晴らしい可憐な姿とは、まったく違った元気のなさ・・。
予選から勝ち上がってきた、ねばりも全然見られなく、本当に「えっ?」「こんなはずじゃあなかったのに」と。
負け方も・・・完敗だったし・・。けが人続出で、後半戦途中からは、10人で戦うことになって、その時点で
一途の望みさえほぼ絶たれた悲しい状態....。いいとこなしだったぁ.....
プランデッリ監督が「Eravamo cotti」(みんなへばっていた)と言ってたように・・・過密スケジュールがタタッたかもしれないけど・・・。
今回の試合を振り返って・・・・ということで、評論家たちから出されたアッズーリ達の(監督も)
”成績表”成るものが登場
おもしろ~い やっぱりイタリアですねぇ・・・どこかで「オチ」をつけるスタイル。
10点満点中で、6以上が合格という評価。これは、イタリアの学校で生徒たちに渡されるものと同じ
感覚。6がついたのは、3人だけ・・・・。 ちなみに、監督までも5,5で不合格点が・・・・・・
誰も予想していなかった!?アッズーリの12年ぶりに決勝までいったという快躍進。
勢いがあっただけに、「これじゃあ・・きっとイケるかも」なんて期待が高まり、アッズーリを信じて優勝という
夢をみていた私達だっただけに、やっぱりショックが大きくて・・・。
「イタリア・・・泣かないで!」というスポーツ紙の一面タイトル・・・。
アッズーリ達が流していた涙・・・つまりそれは、イタリア中のみんなが流した涙のようで・・・。
でも・・・・・
「負けたけど、上を向いて堂々と帰ってきて・・ね」と。
フェスタなしに終わったイタリアの各広場・・・。
この場をお借りして恐縮ですが、
Euro2012大会中、アッズーリへ、最後まで温かいご声援を送って下さり、熱~く心のこもった応援をして下さったみなさま・・・
本当にありがとうございました。
やっぱり今自分が暮らしている国ですから・・・。普段なんだかんだ言っても......(笑)
私は普段はサッカー、そんなにファンでもないんですが、国際試合となると、このお国に生きるみんなが
熱~く一丸となって、アッズーリのために、これだけ心のこもった声援を送り、温かいハートを前面に押し出すイタリア人の姿に、正直言って心魅かれるので、勝ち続けることで、少しでもこの国に元気が出て、
希望の光になってほしいなぁ......なんて、そんな思いを重ね合わせていたんです・・・。
今回は、惜しくも夢がかなわなかったけど、健闘したアッズーリ達に、
「イタリアに感動と夢をありがとう」ってひとこと寄せたい気持ち・・・。
きっと2年後のW杯で、またアッズーリが活躍する姿を願って・・・・。
イタリアの勇士達に信頼と期待を寄せ続けるこのお国に生きる私達........