Ciaooooo a tutti,
いや~今日は、朝からバタバタした忙しい日で・・・。
なぜか土曜日って、特に午前中、家事に忙しくなる傾向がありまして・・・。
掃除(いっさい機械化されないスタイルの・・トホホ)洗濯に食事の支度・・・
何だか目まぐるしく・・カサリンガ(主婦)生活も、やることが重なるとそれなりに
優先順位みたいなものを考えてこなすようにしないと、時間が足りなくなりそうって
いう気がしてくる感じ。
いまやっと、エスプレッソを淹れてグッと飲んだところ・・。
けっこういい息抜きにつながる一杯のカッフェタイム・・・であります♪
さてさて・・・
最近街角で見かけた・・・イタリアで「La regina del fiore」(=花の女王)といわれる
バラの花。
色とりどりのとてもきれいな大輪を咲かすこの時期・・・・。しばし素敵な風景を
眺められる今日この頃であります。
ところで、今日は、このお国のちまたで「1日にひとつは、これで楽しもう」と
いわれる・・・・このテーマにスポットを当ててみることにします。
それはズバリ・・・「バルゼッレッタ」(=笑い話)について。
イタリアってなんだかんだ言って、「話の文化」のお国。
イタリア人が集まる場所には、必ずと言えるくらい、そこに居合わす人達の間でおしゃべりの
輪が出来上がっていて、まるで途切れることがないくらい、ずっといつまでも
喋っている彼らの姿を見かけたりします。
そんな光景を眺める私の眼には、これもイタリアというお国の文化を知る
上で、おもしろくも映ったり・・・。
そんな彼らのこと・・・、暇を持て余す待ち時間やまた食後のお腹一杯になって気持ちがいい時、
さらには仕事中の気晴らしに・・・と、少しの時間を利用して、グループの誰かが「バルゼッレッタ」を
語り出したりすることも多く、そんな人がいると、その場に居合わす人達みんながいっせいに
シーンとなってその笑い話に耳を傾け、ちょっとしたコミック劇場の場が即席でできたりするんです。
イタリアのバルゼッレッタは、短い語りと最後のワンフレーズに来る「オチ」に笑いを誘うのが特徴で、
またその笑い話の元となるネタが幅広く、種類も豊富なことが特徴。
それとともに、とにかくユーモラスでこっけい的な味が前面に出された、民衆のコミック文化みたいなものが反映されているような存在。
また、語り手のひと際すぐれた喋りのテクニックと合わせて、
思わずその笑い話を聞き入ってしまうんですよねぇ、というイタリア人の多いこと多いこと・・・。
ちなみに、イタリアでは、「La sai l`ultima?」(=最後の締めにくるオチがわかるかな?)
という名の番組がテレビで放送されたりします。
いわゆる・・・イタリア全国バルゼッレッタ・コンクールみたいなもので、
このお国の各地から集まった優れた逸材達が、バルゼッレッタを語りあい、
勝ち抜き戦で優勝者を決めるというコンクール。
優勝するためには、どれだけの笑い話を知っているかということに加え、自分が語るそのネタと最後に来る「オチ」のインパクトで、どれだけ多くの人の笑いを誘えられるか、ということが決め手になるとか。
また、それプラス、バルゼッレッタを語る喋りのテクニックも重視されるみたい。
ここまでくると本格的で、挑戦者たちは、まるでコミック俳優に変身
まさにそう成りきってるよね・・と思えてくる姿がまた面白くて、見ごたえ抜群!ですよぉ~
そこで、みなさんにひとつバルゼッレッタをご紹介しましょう。
できれば、楽しむために「笑いたい!」という気を持って読み始めてみて下さい・・・ね。
(もちろん決して無理やりの押し付けではないことは、ご了承を)
精神疾患を患って、とある施設に入所していた二人の患者がいたとさ。
ある日、そこから逃亡したくなり、見つからないように忍び足で抜け出すことを
試みたんだって。
そして、そこを取り囲む高い塀を乗り越えるために、二人で協力しつつ
何とか一人よじ登っている最中に、突然その場に居合わせた猫が「ニャーオ」と鳴いたのよぉ・・・・
それを聞きつけた見張り人が、すぐさま「誰だ?」と尋ねたので、
それを聞いた一人が「はい! 今さっき鳴いた猫です」・・・と返事をしたんだとさっ。
このバルゼッレッタ・・・・の最後に来る「オチ」で笑いが思わず出た方が
いらっしゃることを願いつつ・・・。
笑いを誘う決め手の「オチ」が何であるか見当がついた方いましたら、コメント寄せて下さい・・ね。
お待ちしておりますよぉ~。