Ciaooooo a tutti,
今日は、グルメ国・イタリアの・・・もう少し詳しくいうと、
このお国に住む我々の間で、1・2を争う特に美食どころとして広く知られる
「ナポリ」で生まれた伝統のドルチェをご紹介。
それは・・・・ズバリ「Baba`」(ババ)。
このあまりにも有名なドルチェ・・・今では日本のイタリアングルメ情報を
通して、既に有名ではないかとも思います。
が、しかし・・・今回ご紹介したいと思ったのは、本家本場の「Baba`」
ナポリで生まれた昔ながらの伝統の味を今に伝える、生粋ヴァージョン。
私が暮らす近所に、ナポリ人D.O.C.G.といいますか・・・生粋のナポリ生まれの
家族が営んでいる「Pasticceria Napoletana」(=ナポリのお菓子屋さん)
があり、そこへ行けば、本場のBaba`をゲットできる絶好のスポット ♪
というのも、そこで味わえるドルチェは、みんなそのご家族の方の自家製ドルチェ。
今も昔も変わらない・・・ナポリの人々によって代々受け継がれてきた伝統の
レシピに従って作られるものなので・・・。
これが、今朝ゲットした「Baba`」。本場ものって、まず大きさが違うんですよね~。
彼らナポリ人に言わせれば、「本来あるべきサイズ」で、これで普通なんだとか。
ラム酒のなんともいえない香りがプンプンしてきて、食いしん坊の私なんかは、
この香りになおいっそうそそられ、その場ですぐご賞味したくなるほど。
これが、れっきとした伝統のBaba`の姿。でも、最近ではクリームを詰めたり
生クリームでトッピングしたりした新しいバージョンのものも出回っているとか。
でも、このお店では、オーナーの意向で、ナポリの伝統の味を伝えるため
この元祖タイプのBaba`だけを提供しているとのこと。
こだわりというか・・・伝統に対して注がれる彼らの熱き情熱みたいなものを
感じる私。
ここがその「ナポリのお菓子屋さん」の入り口。
中はこじんまりしてるけど、Baba`をはじめとする数々の美味しい
自家製のナポリドルチェと、エスプレッソが飲めるカウンターがある。
また、ナポリのシンボルの美しい景観を見せてくれる映像を
テレビで眺められたり、地元の特産の「リモンチェッロ」(=レモンのリキュール)
も味わうことができるところという点も魅力的。
しばし、トスカーナに居ながら、ナポリの街の雰囲気に浸れるちょっと粋な場所
といえるかも。
ところで、このBaba`・・・にちなんだおもしろい表現というか言いまわしを一つ
ご紹介しましょう。
そもそもBaba`は、ラム酒にたっぷり浸したナポリ風のサバラン。
なので、イタリアでは、(特にご当地ナポリで)いつもお酒をよく飲む
のんべぇの人を街角で見かけたり、あるいは、お酒をついつい飲みすぎた
人に対して
「(あの人)ババみたいだね」と呼んだりするんです。
これも、滴るくらいにラム酒に浸されたBaba`そのものの状態をイメージして
ジョーク感覚で言われることが多いようです。
この記事を書いているうちに・・・ますますつられて食べたくなってきちゃった・・。
う~ん・・・早速ゲットしたババを冷蔵庫から出して一口ほお張るぞぉ~