Ciaooooo a tutti
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今日は、イタリアのある小学校において、私がほそぼそながら取り組んでいる、ある教育普及交流活動について、ご紹介したいと思います
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「芸術の国」である・・・とよくこの国を例えて表現されるこのフレーズ・・
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確かに・・・と納得できるワケは、この国に一度は来られた事のある方ならピンと来るはず・・・。
イタリア人の洗練された「美意識」が至る所に息づいている街の素顔の表情に触れることで、その風土の存在を肌で感じられる国だから・・・。
そんなイタリアに暮らすようになり、このお国から一つ大切なことを学んだ私
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それは・・・、日本で生活していた頃には思ってもみなかった・・日本の伝統文化「折り紙」への画期的な発想転換
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個人的に、いわば固定観念的に「あくまでも一種の遊び」だと認識していた折り紙・・・。でもそれは国・民族文化が異なる土地においては、「れっきとしたアートなんだ」と評価されるということに気づかされた時の驚きと感動さえ覚えた事が今でも忘れられなくて・・。
この思いがけないエピソードをきっかけに、私が暮らす街の地元の小学校において、日本の伝統文化である「折り紙」を取り混ぜたイタリア流のアート教育普及活動をイタリアの子ども達に体験させる取り組みに関わることになったのであります。人生どこでどんなチャンスに恵まれるのか・・ずっと秘めてきた願いが叶ったような喜びを心から感じた私・・・
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まず何よりも、イタリアの子ども達にとって、初めて触れるこの折り紙というactivityに、いかにして彼らに興味・関心を持たせるきっかけを与えられるか・・といういわば「動機づけ」に特に力を入れることから始めました。
でも、実際彼らと触れ合い、彼らのこのactivityに対する輝くまなざしと真剣に取り組む姿を目の当たりにしながら、3年経ってやっと軌道に乗ってきたかな・・という手ごたえを持てるようになってきた頃です。
新しくチャレンジしたことが周りに認められるまでには、本当に山あり谷あり・の道のりがあり・・・
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でもそれを乗り越えてこそ、達成感を心の底から享受することができるというもの
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日本の伝統技法の正確な習得よりも、イタリア流の初等教育課程において重視されている洗練された色彩教育の一環に、折り紙という日本の「アート」を融合させ、originalityを尊重した芸術活動を行うことを目標に置いています。
自由で縛られない子どもの発想から生み出される個性がにじみ出ているオリジナルな作品からは、彼らの内に秘められた無限の可能性が伝わってきて・・・まるで心の鏡のようなもの。
色彩感覚を引き出すように努めた折り紙作品を元に創作したイメージ画「宇宙飛行」（一人ひとりの個性あふれる作品を用いて創作）
”ジャガイモの王様”にひと工夫して、創作したカレンダー（日本語の文字も上手）
これは、ある生徒（1年生）からの贈り物。心をこめて私の為に描いてくれた気持ちに感謝。
「僕、オリガミ大好きだよ」 「一緒にオリガミができる時間が僕の楽しみなんだよ」と
喜びあふれる熱いまなざしで語ってくれるイタリアの子ども達に囲まれ、たくさんの元気と喜びをチャージできる人生って・・・本当に幸せだと感じるこの国での暮らし・・・。