Ciaooo 音譜   Come state!?


今朝は少し”寒の戻り”かな・・と感じるくらいの肌寒さ汗

やっとこのところ、暖かな春の兆しを思い起こさせてくれた気候とはガラッと変わり・・・まだまだ予断は禁物ですね。


さてさて・・・今日はちょっと「南イタリア」にちなんだトピックを一つ取り上げたいと思います!!


イタリアでも、近年ライフスタイルや価値観の多様化が進み、それに伴い古き良きイタリアの伝統が様変わりしているような印象が増してきている昨今。


北イタリアでは、特にその傾向が顕著に現れていると言われます。

しかし、だからといってひとくくりにできないのがこのお国の特徴。北・中・南イタリア各々で、豊かなその独自性・多様性の文化が息づく・・・不思議な国ビックリマーク


話は戻りますが、今日の主役は「南イタリアの秘伝の家庭料理」のご紹介でありますチョキ


この地域には、まだまだイタリアの昔ながらの伝統文化・・とくに食に関しては、何だか脈々と継承されてきた彼らの不変の価値観を垣間見ることができるのような・・・そんな認識を抱いている程です。(個人的にですが。私の知る限り・・・)


1週間の疲れを癒し、マンマが腕によりをかけて作るおいしい手料理を家族みんなで(時には親しい人を招き)一緒に食卓を囲んで頂く幸せを満喫するのが、日曜日を過ごす醍醐味であるという人生観音譜


昨日、我が家で夫の友人を招いて、日曜日(彼ら曰く、その他の日とは趣を異にするという・・)の昼食(=プランゾ)の食卓を一緒に囲むことになりましたニコニコ


夫と彼の友人は、南イタリア・カンパー二ア州の出身なので、私の頭に真っ先に浮かんだメニューが・・・これビックリマーク


彼らの故郷に伝わる伝統の家庭料理・・・懐かしいマンマの味が代々秘伝されてきた一品・・・


「ナポリ風ラグーソース仕込みのペンネ・オーブン仕立て」音譜



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これは、私の姑から義理の姉へと(まさに母から娘へ・・家庭の味!)伝授されたナポリ風のラグーソースを仕込むことからまず始まります。(私もその義理の姉から教わりました)


トマトソースが欠かせない・・しかもこんなにたっぷり要るのです・・。南イタリア料理のベースとなる「トマトソース」なくしては生まれないこの美味しい一品音譜


やはり、生粋のスローフードなので、弱火でゆっくりじっくり煮込むため、最低でも2時間は要します。時々ふたを開けてかきまぜつつ水を少しづつ加えることを忘れずにして、あとは気長にできるのを待つのみ。


ソースができたら、別の鍋でパスタを茹でます。が、ポイントは「半ゆで状態」で火を止めることビックリマーク



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あとは、イメージ的にはこんな感じに半ゆでパスタにラグーソースを絡ませ、ゆで卵も細かくちぎって載せ、

200°で20分程(最終的に確認する方法としては、串がパスタにすーっと入れば、出来上がった証拠)オーブンで仕込みます。


オーブンから取り出した時に、辺りに広がる香ばしい香りに食欲が一段とそそられる・・・まさに秘伝のひと品音譜


そして・・・コントールノ(=添え物)として



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「カルチョ―フィ」(=アーティチョーク)の蒸し煮(この独特の野菜は、今が旬)


そして、締めくくりに忘れてはいけない・・・ドルチェ音譜



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「自家製ティラミス・・ラブラブ」思ったより意外と簡単に作れるんですよ・・・。

食いしん坊達の胃の中には、問題なくおさまってしまうところが・・美食の国流のスタイルかも!?


なにはともあれ、みんなでゆっくりおしゃべりを楽しみながら心ゆくまでリラックスできるひと時を満喫できた食卓を提供することができたので、ほっとしたけどニコニコ


こう見えても日本人でありながら、イタリアのマンマをしているわが姿にびっくりすることも多分にある日常なので・・。


こんな日曜日の伝統的な食のスタイルを愛する生き方も、人生を謳歌するためには貴重なんだということを、彼ら南イタリア人の人生観に触れながら学んだ私・・・。