Ciao!!


イタリアに長年暮らしていても、この国には心底驚かされることが日々絶えない・・なんとも「スキャンダラス」な現象が起こってしまうことに、まさに”マンマ・ミーア”・・・のつぶやきが自然に口をついてでてしまいます・・ビックリマーク


昨日のテレビのニュースで、ローマのある公立病院の「救急外来診療の場」のあるまじき現実が報道され目、お茶の間の私達をあ然とさせたこのショッキングな事態・・あせる


イタリアの公共医療のずさんな現状は、決して今に始まったことではなく、いわば筋金入りの事実むっ


そもそも、ローマに在るその病院の緊急外来に搬送された(しかもかなり緊急を要する状態だったとのこと・・)にもかかわらず、医師不足と許容能力をはるかに超える搬送患者の数のためという言い訳から、そのまま4日間簡易ベッドに放置された状態におかれたため、昏睡状態に陥ったある患者の家族の訴えが明るみに出たことが発端とのこと。


それを機に、いったいその場がどんな状態なのかを取材した映像が流れ・・・数えきれないほどの多くの搬送された患者たちで、その病院の入口のホールまでいっぱいに埋め尽くされ、いつになったら診察を受けられるのか(その待ち時間の長さと言ったら、想像をはるかに超えること間違いなし。)ともしれず、ひたすら待ち続ける・・・


なんとも「スキャンダラス」な現象目


ずさんな公共医療の現実に残念ながら”免疫”が出来てしまっているイタリア人(に限らず)達も、さすがに消化できない出来事だったのか、クレームの嵐が吹き荒れ、ついに、この責任者達が3カ月間の職務停止処分になり、多額の罰金が科された模様・・・。


これを機に、少しでも機能改善へとつながるきっかけとなればいいんだけど・・・イタリア人達いわく、「のど元過ぎれば熱さ忘れる・・・ごとく、イタリアのことだからきっと何も変わらないよ」とあせる


そんな中、特に「この事態・・ローマのこの病院に限らず、他の大きな公立病院の緊急外来診療の場でも、いつどこで起きても決して不思議ではない」というこのお国の・・・なんともドラマチックな現実の中に身を置いている者の一人として、思わず「Aiuto~!! 」と声高らかに叫びたい心境・・。


何事も「神のみぞ知る」と割り切らなくてならない・・・イタリアでの暮らし!!