二人の友情が恋に変わった時、不幸が二人を襲う。ニコラス・スパークスの小説「奇跡を信じて」を、
アダム・シャンクマン監督が繊細に描く。主演はシェーン・ウェストと、シンガーのマンディ・ムーア。若き二人を通して描かれる真実の愛の物語。
【泣ける&せつないPoint】
不良グループとつるむ男子高校生ランドン。一方、同じ学校に通うジェイミーは演劇部に所属する地味な優等生。
ある日、ランドンが罰として演劇部に参加することに。一緒に行動することが多くなった2人は、徐々に惹かれ合っていきます。
しかし、ジェイミーは彼にある秘密を打ち明けなけれなりません。実は彼女は白血病に冒されていたのです…
対照的な2人が惹かれあい恋に落ち、障害が立ちはだかる…と恋愛映画としては王道なストーリーではありますが、それだけでは説明しきれない素晴らしい要素がこの映画にはたくさん詰まっています。
主演の2人はそこまで有名ではありませんが、とても初々しい演技で生き生きとしていました。
2人がジェイミーの"したいことリスト"を1つずつ叶えていく様子がとてもロマンチックでキュンとしてしまいます。
特に私が好きなのは、「同時に2か所に行く」です。
どうやって叶えたのかは映画でお確めください! お互いが惹かれていくにつれ、特にランドンの性格や考え方がだんだん良い方向に変わっていく姿がとても素敵です。
「怖いのは死ぬことじゃない。あなたを失うこと。」これはジェイミーがランドンに言う台詞ですが、
命がなくなることよりも、彼と一緒にいられなくなることが怖いというのです。
純愛そのものがこの一言には詰まっていると思います。もう1つ印象的なのが、ランドンが物語の終盤で言う
「愛は風のようで、目には見えないけれど、感じることが出来る」という台詞。
この言葉の意味は映画を観ればきっとわかるはず。果たして、愛し合う2人に奇跡は起こるのでしょうか? 観た後にあなたの人生観が少し変わるかもしれない、そんな素晴らしい映画です。
君に読む物語
ニコラス・パークスのベストセラー小説を映画化。
身分違いの純愛を貫く若き恋人同士の情熱的な愛と彼らの行く末がつづられる。
出演はライアン・ゴズリング、本作の演技で一躍注目を集めたレイチェル・マクアダムス。
涙なしには見られない、珠玉のラブストーリー。
【泣ける&せつないPoint】
とある療養施設で、記憶をなくした初老の女性に定期的に会いに来て、若い男女のラブストーリーを話してきかせる老人がいました。
その物語は、1940年、ある夏に出会い恋に落ちたアリーとノアの物語。しかし身分の違いがふたりを引き裂き、アリーとノアは別々の人生を歩むことになります…。
この映画のメインストーリーとなるアリーとノアの恋愛は、ひと夏の恋、身分違いによる別れ、そして再会…と、王道なラブストーリーです。
アリーとノアを演じたライアン・ゴスリングとレイチェル・マクアダムスが、フレッシュで初々しい魅力を存分に披露し、アリーとノアのキャラクターを生き生きとさせています。
特に、周囲に反対されても、とにかく一途にアリーを想い続けるノアが、毎日365通の手紙を出し続ける姿には胸を打たれます。
老人がこの物語を読み聞かせている理由とは…? ラストに用意された素敵なサプライズに、思わず涙せずにはいられません。
メッセージ・イン・ア・ボトル
浜辺に打ち上げられたメッセージ入りの瓶をある女性が拾ったことから始まる大人の悲恋物語。全米で170万部を売り上げた同名ベストセラー小説の映画化。
主演のケヴィン・コスナーは
製作にも参加している。
【泣ける&せつないPoint】
シカゴの新聞社で働くシングルマザーのテリーサは、休暇中の海岸でビンを拾います。中には、亡き妻に宛てて、誠実な愛の言葉がつづられた手紙が。
その内容に胸を打たれたテリーサは、さまざまな手がかりからビンを流したと思われる男性をつきとめ、彼ギャレットを訪ねてノースカロライナへ。
手紙を見て来たことを切り出せないまま、ギャレットと愛を深めていきます。
しかし、ついにギャレットが手紙の件を知ってしまう日が来ます…。
全米でベストセラーとなったニコラス・スパークスの同名小説は、執筆開始と同時に映画化権の争奪戦が始まり、まだ前半部分しか書かれていない段階でワーナー映画が権利を獲得したという逸話をもつラブストーリーです。
亡き妻を愛し続けながらも新たな女性テリーサに惹かれ揺れる男性を演じたケビン・コスナーが、寡黙ですがとてもカッコ良いです。
彼の父親を演じたポール・ニューマンの存在感も素晴らしいです。 上質な大人のラブストーリーで涙を流してみませんか?
かけがえのない人
ニコラス・スパークスの原作を基に、運命により引き裂かれ再会する男女の姿を描くラブストーリー。
惹かれ合いながらも不幸な事件により別れた男女が20年ぶりに再会し、友人の遺言を実行する様子を過去と現在を交錯させながら映し出す。
主演は、ミシェル・モナハンとジェームズ・マースデン。
【泣ける&せつないPoint】
高校時代に運命の相手と出会い、情熱的に恋に落ちたドーソンとアマンダ。
でもどうにもできない事情によってすれ違ってしまい、お互い別々の人生を歩んでいました。しかし大人になって再会したことで、運命の恋は再び燃え上がります…。
高校時代パートでは、初々しい2人の初恋が描かれ、デートを重ねる様子にはキュンキュンしてしまいます。
一方で現在のパートでは後半になるにつれ重みが増して、最後には号泣させられるはず。
2人の共通の友人として、タックというおじいさんが登場しますが、彼の人柄が本当に魅力的です。
家庭環境に恵まれなかったドーソンに対して、まるで本当の家族のように暖かく接してくれます。そんなタックの遺言のおかげで、2人が再会を果たしたこともまた素敵です。
主人公のドーソンは爆破事故から奇跡的に生き残ったことをきっかけに、かつて捨てた「物事にはすべて意味がある」という考えを再び信じるようになるのですが、ラストではその意味について深く考えたくなるでしょう。
親愛なるきみへ
ニコラス・スパークスのベストセラー小説を、チャニング・テイタムとアマンダ・サイフリッドの主演で映画化した純愛青春映画。
兵役中でなかなか会えない中、手紙で愛を育む若い男女が辿る切ない運命を描く。
【泣ける&せつないPoint】
2週間だけの休暇に、故郷に帰ってきた軍人のジョンは、ある日、海に落ちたバッグを拾ったことがきっかけで、その地を訪れていた大学生サヴァナと知り合います。
ほどなく彼らは深く愛し合いますが、サヴァナは大学、ジョンは任地へ戻らなければなりませんでした。
その後、手紙で連絡を取り合っていた彼らに、アメリカ同時多発テロが起こり…。
2人が出会って過ごした時間はほんのわずかですが、でもそこで運命的な恋に落ちるシーンがとても素敵です。
その後、同時多発テロによって2人の運命が裂かれても、お互いの気持ちを確かめ合うように手紙を書き続ける様子が切ないです。
ちなみにこの映画の原題は「Dear John」ですが、アメリカには「Dear John Letter」という有名な言葉があります。
この言葉は“別れの手紙”を指すのですが、その由来は第二次世界大戦当時、戦場に出ている彼氏・夫を待ちきれなくなった妻・彼女が他の男に惚れて、戦場に送った「別れの手紙」の書き出しが「Dear John」で始まっていたことが由来になっているそうです。
つまり、タイトルが“別れの手紙”を意味していますが、果たして映画の結末はどうなるのでしょうか…?
どれも切なく美しい恋ばかりです
ぜひ、見てみてください!
では!ノシ