❶「白雪姫」
アメリカ公開1937年、日本公開は1950年。
監督デイヴィッド・ハンド
世界初の長編アニメーション映画です。
長編アニメーションのすべてはここから始まりました。
むかしむかしあるお城に白雪姫という王女様が住んでいました。
彼女は心も容姿も美しい女性です。
しかし叔母である女王様はそれは恐ろしい魔女のよう。
白雪姫をまるで下働きであるかのような扱いばかりするのです。
そんな女王はいつものように魔法の鏡に向かってこう問うのです。
「この世で一番美しいのは誰?」
するとある日、鏡が「世界で一番美しいのは白雪姫」と答えてしまったから、さぁ大変!
女王は怒りに満ち溢れ、憎い白雪姫を葬り去ってしまおうという恐ろしい計画を企むのです。
白雪姫のおすすめポイントはココ!
アニメ史に残る名作といわれている白雪姫。
美しい容姿と心。
しかしその美しいがゆえの苦悩・・。
女王からのひどい仕打ちを受けながらも、懸命に生きる彼女を救うのは素敵な王子様。
その恋模様は「白雪姫」最大の見どころです。
印象的なキスシーンは絶対見逃せませんよ!
そして物語もさることながら、長編アニメーション界の道を切り開いた、当時は最先端だったその技術力にもぜひご注目を。
本当の美しさとは何か!そんなことを考えてみたくなる作品です。
❷「ピノキオ」
アメリカ公開1940年、日本公開は1952年。
監督ベン・シャープスティーン
この物語の主人公ピノキオは時計職人のゼペットによって作られました。
子どものいないゼペットは「もしもピノキオが私の子どもだったら」と星に願いを込めます。
すると寝静まった部屋にブルーフェアリーが・・。
それはピノキオに生命を授けるためでした。
「正直者で優しい正確になれば人間になれる」と言い残し去っていったのです。
ピノキオのおすすめポイントはココ!
嘘をつくと鼻が伸びるピノキオ。
この物語では無意識のうちに付いた「嘘」からの裏切りや
「正直」でいることの大切さなどが学べます。
また「真実の見極め方」や「信頼」についても考えさせられることでしょう。
どの世代が観てもうなずける名作です。
ぜひ家族そろってご覧ください。
そしてこの物語を彩る名曲「星に願いを」にも酔いしれましょう。
❸「シンデレラ」
アメリカ公開1950年、日本公開は1952年。監督ウィルフレッド・ジャクソン
この物語は童話「シンデレラ」が原作です。
主人公は優しくて美しいエラ(シンデレラ)。
彼女は立派なお屋敷に住む女の子です。
しかし母亡き後、父は再婚し義母と二人の姉が一緒に暮らすことに・・。
ほどなくして父も亡くなると、義母と娘たちの態度が一変するのです。
残された父の財産を食いつぶし、挙句の果てにはエラを使用人扱い。
彼女たちはそんなエラのことを「シンダーエラ」すなわち「灰かぶりのエラ」という意味を込めてシンデレラと呼びました。
そんなある日、プリンス・チャーミング王子から花嫁選びのための舞踏会への招待状が届きます。それはもちろんエラの元へも。
シンデレラのおすすめポイントはココ!
義母やその娘たちから厳しい状況下に置かれていたエラことシンデレラ。
しかし多くの女性がきっとシンデレラに憧れを抱いているのではないでしょうか?
それは素敵な王子様との出逢いです!
心の素敵さはその振る舞いにも
その人の持っている雰囲気として出てくるのかもしれません。
「12時までの魔法」により王子様とのロマンチックなひと時を過ごすシンデレラ。
素敵な王子様に恋してもらうには、
まずは内面を磨かねばとシンプルですがハッとさせられる作品です。
❺「ピーター・パン」
アメリカ公開1953年、日本公開は1955年。
監督ウィルフレッド・ジャクソン、
ハミルトン・ラスク、クライド・ジェロニミ
ロンドン郊外に住むダーリング家には3人の子供がいます。
そのうちの姉娘ウェンディは大人になる事を嫌がる女の子。
しかしある日、年齢的な理由から父に一人暮らしを命じられます。
そんな彼女の部屋にピーター・パンがやってきました。
彼はこのまま大人にならずに永遠に
子供でいられる「ネバーランド」へ連れて行ってあげるとウェンディを誘います。
彼女は弟たちも一緒ならと快諾。
ピーター・パンの相棒、妖精のティンカーベルにより空が飛べる魔法の粉を浴び、
いざネバーランドへと出発するのです。
ピーター・パンのおすすめポイントはココ!
ウェンディはピーター・パンと行動を共にすることにより
少しずつ大人への階段を上っていくことになります。
永遠に子供のままでいたい・・
それはもしかすると誰しもが大人へと成長する過程において通る道なのかもしれません。
ピーター・パンやティンカーベル、そしてピーターパンの宿敵フック船長などとの関わりにより自分なりの答えを見つけていくウェンディなのでありました。