(睦)······
げんちゃん、マッサージしてくれる?
(幻)······
へい。
僕、もう一度カエルちゃんのマッサージ受けたかったな。
> 気持ち良かったの?
喋るのに一所懸命でした。僕、照れ隠ししてたんですかね。
そうそう、テンションが不安定な人に効く貴重なツボを教えてもらったんです。
> そのお陰で今も生きていられるのよ。
はい!
・・・しかし、それも夏越の大祓までだと思います。
___僕、ビジネスとしてではなく、個人的にマッサージしてほしかった。
> 贅沢ね。
そうですね。
理屈では分かってるんです。僕が所定の料金を払ったから、マッサージをしてもらえるだけだって。
> それが尽くすということよ。そこに情の遣り取りは要求しないのがミツグくんたる所以でしょう?
バブルの頃の本物のミツグくんも、そう割りきってたんだろうか?
> そんなことないわよ。武士の後ろで槍を持って坐ってる小姓と違うんだから。
八百屋お七だって、禁断の恋に江戸の町を焼き尽くすくらい燃えたのよ。
お初と徳兵衛も、ジュリエッタとロメオもそうてすね?
___みんなしんじゃいますけどね。
> 小姓にはなれなくても、胡椒瓶にはなれるかも知れない。
♪ドゥミドゥミー
パヤパヤー
やめてけれ
やめてけれ
やめてけーれ
◯◯◯〜♫
(『老人と子供のポルカ』左卜全とひまわりキティーズ)
> 間違ってるわよ、その歌詞。笑
> 亀と雖も、飾り物じゃないと思ってくれるだれかを見付けたらいいのよ。
🍊🍉
✻ Mikki & Gentschi ✻