(睦) 各地で大活躍したJR西日本の117系は、元々新快速用につくられた国鉄時代末期の電車です。



・京阪特急や阪急京都線特急それぞれの居住性が上がり、速度だけでは対抗できなくなった国鉄が、多分、かなりお金を掛けて開発した電車だったと思います。



・当時、国鉄の新快速は、急行用の電車を使っており、座席は4人が向かい合わせて坐る固定されたボックス席でした。これでは幾ら速くても転換クロスシートの京阪や阪急に居住性では負けます。



・ですから、この117系の登場は京阪間や阪神間をノンストップで移動するお客さまに喜ばれたと思います。



・写真は運転台です。

それまでの国鉄の115系や国電103系と同じ、縦2軸回転式のハンドルで、たくさんのメーターが並んでいます。



・今のテーブル型で横軸ツーハンドルやワンハンドルの運転台を、いまだに列車の運転台に思えないげんちゃんらにとっては、滅茶苦茶お馴染みの国鉄やJRの基本形です。



・年長の運転士さんによると、223系などより、この117系の運転のし甲斐があったという声も聞きました。



新快速を引退してからは、JR西日本の各電車区で走っていて、色んな色に塗られて、部分的にロングシートもつけられたりして (←やればできる) 、凄く活躍してきました。現状どの程度走っているのかは知りません。



新快速用として登場しましたが、国鉄の最後を飾る列車だったのです。



「ウエストエクスプレス銀河」は、この117系を改造してできた豪華列車です。




(⁠◡⁠ ⁠ω⁠ ⁠◡⁠)





Google検索画像より (詳細不明) 
 (加工しました) 



・今の横軸ツーハンドルとは全く違う運転台ですね。





出典:乗りものニュース


・下の写真は新快速時代の117系電車





Mikki