相変わらずそれを聞いても、わたくしにとってはなんの参考にもならないのに、NHKさんは毎月ニューズで流されます。どのメディアも毎月公表することになっているらしいので、そこは責めません。


世論調査で、現内閣の支持率と不支持率が殆んど同じでした。それにも呆れましたが、支持率の低下が先月と比較して4ポイントだそうです。


NHKの世論調査というだけでバイアスがかかることも考えられますが、今はこの比率を国民感情とイコールで結べません。わたくしは。


RDDという抽出方式はそれでいいと思います。だだ、この事態にあって10分も15分もアンケートの電話に答えられる人はどういう状態の人かを考えれば、本当の意味で支持・不支持が拮抗していると納得できかねます。


数字はこわいです。人の心をコントロールする力すら持っていますから。だから、統計学も大変むつかしいらしいです。


人の感想や意見は人の数だけあります。それをこういう形で出してしまうと、YESかNOの二択になってしまいます。人間は水と曖昧からできていると私は思っています。悩み考えるから成長していきますもの。


世論調査だけではありませんが、この簡単だけど危険な二択は、わたくしたちの生活にどんどん入り込んでいます。
 (全国規模で起こった改革による二択は、マークシートを取り入れた共通一次試験だと思いますが) 


話を戻しますが、この数字を見て現内閣が、市民の多数の支持を得ていると「発表」する可能性はなきにしもあらずです。自分たちの努力は正しかったし (高く) 評価されていると。


しかし、本当は市民のために、具体的なビジョンを掲げ、市民の思いをきっちり正しく受け留め、謙虚に丁寧に迅速にことに当たっていくかが大切だと思います。


とはいえ、トップは上に書いたことと極めて似た言葉を使って、記者会見やスピーチを何度も何度も行ってきました。では、素晴らしいトップなのでしょうか?


いうだけ政治家というだけなら、まだ救いはあると思います。


トップが救い用のない指導者であることの根拠は、しばしば書いてきたように、市民に対して大うそつきであるということです。