にいにいが死ぬ直前、わたくしに質問しました。規則ってどうして必要なのか分かる?むつみ?


わたくしは答えました。人の生命を守るという大命題があって、それを演繹していった結果、みんなが快適な生活を過ごしていけるように・・


にいにいに遮られました。じゃあ、むつみは規則規則で縛られている今の社会、快適に過ごしているんだねって。


ここでわたくし、自分が言ったことが建前で、実感からで出た言葉でなかったことに気づきました。


にいにいは、いつもなら宿題だよと笑っておしまいなのですが、そのときは、少しだけ真剣な顔つきになって、こんなヒントをくれました。


その場を共有している人たちが、有機的であれ無機的であれ、みんなが快適に過ごせるようにするのも、規則の大きな目的だよ。でもね、それを自分で考えて行動できるのが大人なんだ。そうすると、規則の数が少しずつ減っていくかも知れないね。


わたくし、それを聞いてもよく分かりませんでした。



永遠の宿題にしたのですね。
にいにいはずるいです。