映画「えんとつ町のプペル」
観たあと書こうと思って保存してた、
書きかけの記事を書いてみます。
観た直後の感想はこちら↓
いきなり余談。
この記事↑には書かなかったけれど、
…おや?
と、鑑賞中にひっかかったシーンが。
ルビッチとプペルの出発を阻もうとする
異端審問官たちと、
やっぱり少しは戦わなくちゃいけないのかーーー
まあ現実的にはそうなのかなー
でも戦わないで
なんとか出発してほしかったなー
という、
ちょっとしたわたしのこだわりが発動した。
そう感じた人居なかったかな??笑
まあ、
それはそれでキレイ事すぎますかね。
ここからが本題。
けっきょく
絵本は買ってなくて、
2回目も観に行ってないのだけど
思い出したので
書いておきたいことを。
長男が、あるとき、
5歳ぐらいの頃かな。
「母ちゃんの将来の夢は何なの?」
っていきなり訊いたんですよ。
(好きな色は何色?ぐらいのテンションで。)
一瞬、
(もう、(今が)将来かなあ)
なんて考えも浮かんだのですが
すこし立ち止まってから、
「ヨガの先生になることかな」
って答えました。
職業的なことじゃなくても、
こういう世界にしたい。とか
あそこへ旅してみたい。とか
いつ子どもに訊かれても、
「将来の夢」を
何かしら自分の言葉で答えられる
そんな大人で居たいな、
と、そのときつよく思いました。
そうして、
大人になっても
夢を持ち続けて、
ワクワクして生きている大人の姿を
子どもたちに見せていたいな、
と思ったのです。
この長男との何気ないやりとりと、
このやりとりをめぐる自分の決意を
「えんとつ町のプペル」を観に行って、
はっきりと思い出しました。
そういえばプペル観に行く前に、
こんな記事↓も書いていました。
(プペルのあらすじもほとんど知らなかった鑑賞前夜のわたし)
起業やビジネスや農業
家事や芸術や育児、
いろいろな創造活動の
何だってそうですけど
何かを持ってるから
何かの条件を満たしてるから
何かの水準に達しているから、
それが出来るわけじゃない。
時には、
知識や技術や経験がなければ
危ないことや難しいこと、
出来ないこともあるかもしれない。
でも
いくら知識や技術や経験があっても、
勇気がなければ出来ないことも
きっとたくさんあるだろう。
逆に
知識や技術や経験があるばかりに、
描けない常識破りの設計図や
踏み出せない大胆な一歩だってあるかもしれない。
プペルが勇気どまん中の映画とは
あまり知らなくて(どんだけ知らんのよ笑)、
観に行った後の感想を
先取りして書いた↑みたいになってて、
読み返してなんだかふしぎな感覚に。笑
それで、
もひとつ思い出したのです。
またまた小さいころの長男がね、
遊びのなかで何かをヘビに見立てていて、
「このヘビは空を飛ぶんだよ」
と言ったことがあって。
わたし「翼もないのにどうやって飛ぶの?」
長男「母ちゃんこのヘビ好き?」
わたし「え??うん、好きだよ。」
長男「好きっていう気もちがあれば飛べるんだよ!」
わたし「………!!!」
このやりとり。
それで「えんとつ町のプペル」のことを
もう一度わたしなりに思い返してみると、
勇気を支えるのは、きっと
「好き」っていう気もちなんじゃないか。
そう思いました。
それは
勇気を捧げるその対象が好き。
というだけに限らなくって、
好きで居てくれる家族とか友人の存在、とか
誰かの好きを支えたい気もち、とか
誰かの笑顔を見るのが好き、とか
きっと、ありとあらゆる
数えきれない在り方の「好き」が、
それこそ
星の数ほどの「好き」がこの空には瞬いていて、
この世界の勇気の根っこを支えているのだよな。
と、思ったのでした。
どんな作品でも
人それぞれ、
いろんな感想があると思いますが、
プペルを観たことによって
こんな貴重な長男との思い出が
さらにくっきりと焼き直されたみたいな気がして、
個人的にはとても感謝しています。
何かひとつの作品を生み出すこと、
誰もが触れられるかたちにすること、って
影響力もそうだけれど
ものすごいエネルギーだなあ。
⭐
あなたの将来の夢は何ですか?
あなたの勇気を支えている「好き」は何ですか?
⭐
読んでくださってありがとうございます。
おやすみなさい⭐