彼岸花があるところ。移りゆく色、終わりゆく季節への畏れ。 | 読むリトリート * いのち と ひかり * ヨーガと瞑想『ほし と うみ』
秋分前後から
変な夢を見ては、うなされてます。
あまり出ない吹き出物が出たり、
すこしお腹が張ったり、
腰回りが微妙に痛んだりして、
心身ともに
溜まった要らないものを出して、
浄化しようとしてるみたい。

二日連続で
なんだか気分のよくない目覚めで
“年上の女性に怒られる”
が、夢の中の共通のテーマでした。
母からと、
以前いろいろ教えて頂いた女性からと。
そういう夢。
リアルで最近
誰かからこっぴどく怒られた経験はなくて、
わたしのなかにある
漠然とした無意識の不安が
季節の変わり目に
出てきてるんだなあ、
とぼんやり感じています。
得体の知れない不安。
地に足のつかない、
みぞおちあたりの浮遊感。
秋だ。
秋が来た。

わたしにとって、
秋が来る、ってそういうことだ。
空気が涼しくなり、
野山は美しく彩られ、
季節の美味しいものがたくさん出回り、
豊かな稔りを
これでもか、と享受する季節。
なのに、
わたしはいつも秋になると寂しい。

目の前に種々の豊かさがあり、
それでも、というか
その豊かな稔りこそが
移りゆく季節の結晶であり、
終わりゆく季節の象徴だから。

わたしがどれだけ
不自然な人工的な生活をしていたとしても
わたしもまた
自然の一部であるのだなあ、と
こんな季節の谷間に
毎年毎年思い知らされる。
彼岸花がたくさん咲くこの景色が
とても好きで
毎年撮りに来るのですが、
今朝はこの景色が
まるで天国のようにみえました。

だいすきな鮮やかな紅色が
恐いぐらいに綺麗で、
三途の川のほとりにも
こんなふうに
たくさんの彼岸花が、
それはそれは美しく
咲いているのかもしれない。
と思いました。

そうだったら、
死ぬのは恐くないかもしれないな。
うわあ、 綺麗だなあー!
ここはどこだろう??
って感嘆して
ずんずん進んでいるうちに
あの世へ行ってたりしてね。笑
秋が来たわたしの
つぶやきでした。
タイトルがアレですけど、笑
ゆるーく続きます。

