からだが知っている。
わたしのからだは、
ほんとうに すなおである。
と、わたしは常々思っている。
ちいさい頃のわたしは
平日はがんばって優等生をやり遂げ、
連休や長期休みになると、途端に発熱した。
いまなら、
気ぃ張って無理してたんだな、
共働きの親に迷惑かけたくなかったんだな、
とか なんとなくわかる。
大人になってからでもそう。
ストレスや疲労が過剰になると
生理痛で動けなくなったり、
急に高熱が出て強制終了がくる。
ストレスだけじゃなく、
本音をみないふりしてた時もおなじ。
法人営業してたOL時代。
大きな案件をほぼ成約にこぎつけた帰り道、
とあるクライアントとの雑談で
「あなたは、今の仕事で
どんな専門性を身に付けるんですか?」
と素朴な質問をされ(ほんとに悪気なく)、
なにも声がでなかった。
わたしのほしい専門性なんて
その仕事にはまったくなかった現実、
それをみないふりして働いていた限界に
直面したわたしは、
翌朝から起き上がれなくなった。
結局、その日が最後の出社日になった。
うつ病の診断を受け、
まもなく退職し、
半年くらい服薬しながら遊んで暮らした。
その後の1年は出身地の田舎で暮らしたら、
薬がなくともいつのまにか
心身がすこやかになっていた。
それでほんとうによかったと思う。
その後もそう。
もう3年も前だけど、
じぶんが主催したラストの月小屋に
ある方が初めて申込みをしてくれた。
正直、ざわっとした。
よく知る間柄だったけど、それだけに
わたしはその人がとても苦手だった。
ちょうどその苦手さを認めつつあった頃。
だけど
“いい人” でいたくって、
お申込みを断ることはとても出来なかった。
結果、わたしは主催者なのに
当日の明け方から高熱が出てしまって、
イベントに行くことすら叶わず家に居た。
結果的に申込みくださった方々に迷惑をかけ、
いい人になるどころの騒ぎではなかった。
ああ。
顔から火が出そう。
なんとも すなおな、わたしの からだ。
心理学的には “身体化” と言って、
心理的ストレスが身体症状として現れることを指す。
身体化する前に
その都度本音を拾ってあげられたら
いいのだろうけど、
新たな環境に飛び込んだり、
人間関係が変わったりすると、
まだまだ難しいときもある。
そんなとき
からだは健気に、
“それじゃないよ”
“ちょっとまって”
“そっちじゃないよね”
“ほんとうのほんとうは、どうしたいの?”
と、わたしに教えてくれる。
じぶんでも意識していない願い、
ほんとうの願いに、
気づくチャンスをくれる。
わたしがこの世に生を受けてから
ずっとわがままに付き合ってくれている
からださん。
わたしが気づくまで何度でも、
めげずにサインを送ってくれる
からださん。
わたしのほんとうの願いを
誰よりも知っていて、
全力で叶えようとしてくれる
からださん。
けなげで愛しくて、
かけがえのない からださん。
すなおなからださんが、
だいすきです。
いつもいつも、
ありがとうございます♡