3人目ちゃん妊娠発覚までの、
こころの動きを綴るシリーズ。
35歳の誕生日には、先の記事に書いたように
もやり、とした感覚だけでしたが
それから数日後のこと。
息子と掘り掘り。
時々子どもの送迎時に出会うある女性と、
話す機会がありました。
彼女は妊娠していて、臨月の頃にも
「もうすぐだねー」
と会話を交わしていました。
その日みかけた彼女のお腹は平らになってて、
でも赤ちゃんは連れていなかった。
あれ?と内心ざわっとしながらも
いつもの笑顔で過ごしている彼女と出くわし、
「ひさしぶり~。生まれた?」
と、訊いたわたし。
「ダメやったんー」
と、彼女。
理由もわからず
ある日突然胎動がなくなって、
赤ちゃんはお腹のなかで亡くなっていた、と
彼女は泣くでもなく、
わたしの問いかけに臆するでもなく、
いつもの彼女のままでまっすぐ答えてくれた。
特別親しい訳でもなく
立ち話をする程度の間柄だけど、
わたしは彼女のことすごく好きで。
ひまわりみたいな大きな笑顔の
気もちいいひとだなぁ。
といつも思っていた。
そんな彼女の、ひまわりなまんまの様子に
なんだかわたしのほうが
ぽろぽろと泣けてしまって、
彼女に
「悲しませてごめんねー」
と言われてしまう始末。
家に帰ってから、
一人になった時間に
ぽろぽろ、ぽろぽろ
哀しさがあふれてきてしばらく泣いた。
なんだろう
他人事じゃないみたいな
まるでじぶんごとのように、
ひとりでに涙があふれてきて、
すごくとまどった。
彼女の、星になった赤ちゃんを想いうかべた。
なのに、なぜだか
あれ?
わたしのところに赤ちゃんが来るのかな?
という、
何ともいえない変な感覚が
同時にやってきたのです。
またまた続きます~。