サッカーワールドカップ (W杯) 2022はドイツ戦に続いてコスタリカ戦も前半 眠っていたワタクシである。

ドイツ戦は日本時間22時キックオフだからまだしも、コスタリカ戦は19時キックオフだったのに、テレビをつけたまま眠り込み、起きたら前半がほぼ終わっていたw そういう超早寝早起きが板についているワタクシである。

畏敬する某ブロガー氏のように、試合前は沐浴の後、正座して試合開始を待つというほどの気合いはワタクシにはない。そもそもサッカーはオフサイドは知っているけれど、ビルドアップだの、ハイプレスだのは知らない。ゲーゲンプレスとは何ぞや?

そんなワタクシがW杯について何かしらを語るというのがこの記事である。






コホンッ。まず、一首。

★ カタール (Qatar) は Q で始まり u 付かず
      ほかに唯一 カンタス (QANTAS) 航空


カタールというと英語では K で始まるかと思ってしまうがさにあらず。また、Q から始まる英単語は quick や queen や question のように、原則として Q のあとに u が付くのだが、Qatar は例外的なスペルになっている。唯一、qu 始まりでない英単語は QANTAS だけである。

と言っても、オーストラリアの QANTAS 航空は、
Queensland And Northern Territory Aerial Services
から来ているのだが。


もう一首。


★ カタール (Qatar) の カ が Q なのは 知っていた
      イラク (Iraq) の ク も Q だったりする


英語ではカタールが Qatar、イラクが Iraq だが、カタール人やイラク人は何というか? アメリカ (America) に対してアメリカ人はアメリカン (American) だし、カナダ (Canada) に対してカナダ人はカナディアン (Canadian)。日本 (Japan) に対して日本人はジャパニーズ (Japanese) だし、中国 (China) に対して中国人はチャイニーズ (Chinese)。スウェーデン (Sweden) に対してスウェーデン人はスウィーディッシュ (Swedish) だし、ポーランド (Poland) に対してポーランド人はポゥリッシュ (Polish)。

なので、カタール人はカターラン、イラク人はイラキーズなのかなと思ってしまう。ところが、カタール人はカターリ (Qatari)、イラク人はイラーキ (Iraqi) のように単語の末尾に i が付くだけなのである。この事実を知ったときのワタクシは、自分の出自が実はユダヤ人だったというくらい驚いた。




あ、いや、ワタクシの近い親族にユダヤ人はいないのだが、祖父は鷲っ鼻でどう見てもユダヤ人だろうという風貌だった。おかげでワタクシもどちらかと言うとユダヤ人のような顔立ちである。きっと、祖先は中東地域を出発してシルクロードを通って中国を経由して日本に辿り着いたのだろう。

そういうわけでワタクシの祖先は、20万年のホモサピエンスの歴史の中で3万年前に日本に辿り着いた縄文人でなく、3,000年前にやって来た弥生人でもなく、唐 (618-907年) の時代に西域から首都 長安にやって来た色目人 (しきもくじん) がその後 奈良時代 (710-794年) の日本に1,300年から1,200年前にやって来たという新参者である。そういうDNAが色濃く残っているのがワタクシである。






ちなみに、ポーランド人を表わすポゥリッシュ (Polish) は英語の動詞の磨く、ポリッシュ (polish) と同じスペルで発音が異なる。また、カナディアンのスペルは英語では Canadian、フランス語では Canadien だが、公用語が英語とフランス語であるカナダにおいてカナディアン航空 (現在はエア・カナダに吸収されている) のロゴは Canadin だった。一方、フランス語で「カナダの」は Canadien だが、「カナダ人」は Canadienne である。






サッカーを語る知識に乏しく、情熱にも欠けているワタクシとしては、カタール (Qatar) つながりでどんどん話を転がして行こうw

★ ザナドゥ (Xanadu) は X で始まる 不思議な語
   クサンティッペ (Xanthippe) は ソクラテスの妻


ザナドゥはモンゴル帝国 (元) の首都のひとつである上都 (Shàngdū) のことで、桃源郷を表わすこともある。マルコポーロ 東方見聞録にそうあるから。




同じく英語で X から始まるクサンティッペはソクラテスの妻だが、天下の悪妻と言われており、英語では一般に「がみがみ言う女」を意味する。そういう悪名高き女性なので虚実織り交ぜた書籍が多数 出版されている。




そんな妻を持ったソクラテスであるから、弟子のひとりに向けた次のような名言を残している。

★ 君よ、とにかく結婚したまえ。
  もし善き妻を娶 (めと) れば君は幸せになるだろう。
  もし悪しき妻を持てば君は哲学者になるだろう。


ソクラテスは悪妻との生活の中でいろいろと考えたのだろう。さらに同様の名言で次のようなものがある。

★ 人は恋をすると詩人になり、
  恋に破れると哲学者になる。


この名言の前半部分はソクラテスの弟子であるプラトンによるものだが、後半部分を付け加えて拡張したのは21世紀の哲学者で倫理学者のレオナルド・トッシーニである。いや、東京三多摩哲学倫理学研究所 主幹研究員のワタクシのことなんだけどねw




いやあ、サッカーともW杯ともまったく関係ない記事だな、と。ジプシー・トシ、サッカーを語らず、カタールをかたーる。なんてねw






そうそう、付け足しておこう。上にワタクシが東京三多摩哲学倫理学研究所の研究員であることを明かしたが、同時に東京三多摩語学言語学研究所にも所属している。なので、全5回の英語集中講義の記事を書いたりしている。


また、英語と日本語の関係に関する記事もいくつか書いている。


さらに、言語学に関しても造詣が深い。← 自分で言うなってw



このようなアウトプットは日々の研鑽の賜物であり、生き物である言葉を女子高生のにこるん (藤田ニコル) から学んだりもしているのであるw


読者諸氏のお好みと気分に合わせてこれらの過去記事もよろすく~♪ お腹いっぱいって言わないでーw