インターネットで多くの画像をダウンロードしたのは良いけど、同じファイルをダブって保存していることはよくある。また、大量の画像コレクションを作ったけど、見る時間がないということもよくある。この記事ではこれらの問題を解決するひとつの方法を紹介したい。

ネットからダウンロードした画像に限らず、自分で撮り溜めた写真の中でよく似たファイルをチェックしたいというニーズはある。また、撮った写真やダウンロードした面白画像を楽しむ時間がなくて困ることもある。この問題も上の問題と同根であり、それに対処する方法のひとつを示すのがこの記事の目的である。



今どき写真なんてネット上にいくらでもアップされてるから、自分のパソコンにわざわざダウンロードして保存するなんて意味ないと思う人は多いかも知れない。けれど、お気に入り写真はほんのひと握りだったりするから、やっぱり写真ファイルは手元に置いておきたい。

ワタクシの場合、たとえば奈月セナちゃんの写真で気に入ったものだけを何回も見たい。あ、奈月セナちゃんというのはグラビアアイドルで、彼女の下のような写真をパソコンに保存していつでも見られるようにしたい。






奈月セナちゃんの写真はネット上に何千枚もあるだろうが、お気に入りはたったの100枚程度だったりする。なので、ある意味、厳選された100枚は保存しておきたいと思うのが自然だろう。


そういうわけで、ネット検索して気に入った写真をパソコンに保存していくことになるが、「この写真はもうダウンロードしたんだっけ?」ということはよくある。いちいち保存したフォルダーをチェックしていくのは時間がかかる。そこでワタクシが取る戦略は (← エラそうw)、とりあえずダウンロードしておいて、後でダブったファイルを削除するというもの。

しかし、100枚もの写真からダブったものを見つけるのは大変である。そこで使うフリーソフトが、
「テッテレー! 『pickpix2』 (ピックピックス2)!」(← ドラえもんふう)
このアプリをインストールして起動すると下のようなウィンドウが開く。




まずは左上の [ファイル] から [画像の一括読み込み] を選んで、ダブりを含む写真が入ったフォルダーを指定する。すると、100枚程度のファイルが自動的に一気に読み込まれる。



次に、ウィンドウ下部の窓で [All] の代わりに [Has Similar Pic] を選ぶ。



すると、アプリは100枚程度のファイルのすべての組み合わせを比較して (約1万通りの計算を実行!)、ファイルのダブりを見つけてくれる。もしダブったファイルがあれば、下のように、どのファイルとどのファイルがダブっているかが示される。



あとはダブったファイルを捨てれば良い。それには削除したい方のファイルを選んで、[Delete Reference] (サムネイル写真の上の場合) か [Delete Target] (サムネイル写真の下の場合) を実行すれば良い。画像ファイルサイズが表示されているので、サイズが小さい方を削除するなどする。これは簡単! 完全に一致する重複ファイルだけでなく、自分で撮った類似写真の整理にも使えるから便利かも知れない。



ファイルサイズだけでどっちのファイルを残したいか判断できないことがあるかも知れない。その場合、フォルダーを開いてダブったファイルをフォルダーの中から見つける必要があるが、それは結構な手間である。これを避けるためには、画像をダウンロードして保存するときに、ファイル名を「奈月セナ1」「奈月セナ2」「奈月セナ3」…などとしておけば良い。そうすると、ファイル名で並べ替えればダブったファイルをすぐに見つけられる♪

さあ、こんなに便利なフリーウェアはどこにあるんだーい? ここだよっ!
http://magarchive.halfmoon.jp/root/softs/pickpix.htm
詳しい取り扱い説明も載っているので試してみてほしい。





次の話題に移ろう。保存した100枚もの画像を効率よく楽しむ方法である。それにはデスクトップでスライドショーを実行するのがひとつである。

しかし、デフォルトでは画面の切り替え間隔は1分、10分、30分、1時間、6時間、1日しか選べない。もし、切り替え間隔を1日に設定すると、100枚の画像を見るのに100日かかる。そんなバカな! 切り替え間隔を最小の1分にしても全部で100分もかかってしまう。なので、やりたいことは切り替え間隔を5秒とか10秒に設定することである。

そこでまず、コントロールパネルの背景 (壁紙) の設定を変更するために、デスクトップ上でマウスの右ボタンをクリックして [個人用設定] を選ぶ。




壁紙の設定ウィンドウがふつうに開くので、Windowsキーを押しながらRキーを押す。 そうすると、[ファイル名を指定して実行] のウィンドウでレジストリエディター (regedit) を実行しようとする。



[OK] ボタンをクリックすると、[ユーザーアカウント制御] のウィンドウが開いて「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」という警告が出る。大丈夫かな…と自信がなくても迷わず [はい] をクリック。



レジストリエディターが開き、[Desktop Slideshow] が自動的に選ばれているので右のウィンドウの [Interval] をダブルクリックする。



表記を10進数に変更して、値のデータを ms 単位で入力する。切り替え間隔を5秒にしたいなら5000を、20秒にしたいなら20000を入力する。



[OK] をクリックしてレジストリエディターを終了する。切り替え間隔の変更を有効にするためにパソコンを再起動する。「おいおい、再起動が必要なんて聞いてないぞ!」を言われても必要だからしょうがない。再起動する前に書きかけのWORDファイルを保存するなり、エッチ動画を見てた18禁サイトをブックマークするなりしてから再起動する。これでスライドショーの切り替え間隔が秒で設定できる。 (←「秒で」はJKの流行語だねっ♪)

このワザはレジストリをいじるという深い操作 (ちょっとアブナイ操作) なので、いつかバグって壁紙のスライドショーが止まることがあるかも知れない。でも安心してほしい。そんなときはタスクマネージャーを開いて、[プロセス] の中の [エクスプローラー] を選んで [再開] をクリックすれば良い。そうすると、何ごとも無かったように壁紙スライドショーが再開される。







スライドショーは何もグラビア写真を効率良く見るためだけのものではない。自分が撮ったたくさんの風景写真を流すとか、ネットで拾って来た面白画像を自動的に表示させて楽しむなどに使って頂きたい。画像ビューワーアプリでファイルをひとつひとつ見ていくよりも、パソコンの背景に見たい画像を流しておく方がパソコンに付きっ切りにならずに済む。環境ビデオの代わりになるかも知れない。




以上、提供は「東京三多摩IT研究所」がお送りした。なお、同系列の「東京三多摩政治経済研究所」「東京三多摩語学言語学研究所」「東京三多摩地理地政学研究所」の活動にも注目願いたい。

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