2019年の通常国会が閉幕した(2019/6/26)。

この国会は「老後2000万円年金問題国会」であったと言えよう。国民がうすうす気づいていた、
「年金は当てにならないんじゃないの? いくら足りないか知らないけど。」
に対して、政治の側から一定の答が出されたのであった。



この結果、内閣支持率は、
★ 支持:47.0% ⇒ 43.1%(-3.9%)
★ 不支持:32.5% ⇒ 38.2%(+5.7%)
と内閣の評判が落ちた(2019/6/24 朝日新聞・報道ステーション)。




また、来るべき参院選で国民が重視する政策として、「年金・社会保障制度」が1位になった。



そして、現行の年金制度は60%の国民が「信頼していない」と答えた。





問題の「結果」は上の通りであるが、問題の「原因」は何だったのだろう。事の直接的な発端は2019年1月に金融庁から出された報告書であった。それが今国会で議論されたのだが、
「なぜ今国会で問題になったのか?」
「2019年になって何か変わったのか?」
という考察はメディアの評論家や世間の人の口の端に上っていない。

「年金なんてずっと胡散臭いもので、2019年になって変わったことなんてないよ。たまたま金融庁の資料が国民の知るところになっただけさ。偶然、偶然(笑)。」
多くの国民がそう思っているのではないだろうか。少なくとも私はそう思っていた。だからこそ、
「政治家は国民の声をよそに茶番劇を演じている」
「年金問題を政争の具にしている」
として、記事を書いたのだった。



しかし、である。ふと拙宅の雑誌を整理していると、週刊ポスト2019年正月号の表紙が目に留まった。去年の年末に「たまたま」買った週刊誌である。「正月休みに読むべー」と買ったものである。何も「8330人の女性 …」を見たいから買ったわけではない。←シンジテ、クレー!




表紙を見ると、
「年金のすべて あなたは『何歳で』『いくら』もらえるか早見表」
とある。さっそく中身を見てみる。
<2019「(年金制度)大改悪元年」に完全対応>
とある。




内容をざっと読んでみると、2019年から年金受給額合計がドンと減らされてしまうというもの。まさに2019年はこっそりと年金制度が改悪されたのだった。ぼーっとしてるうちに、「マクロ経済スライド」とかいうのが導入された。知らなかった。←ボーット、イキテンジャ、ネーヨッ!

そして、現在何歳の人がいくら年金合計を減らされるのかが早見表になっている。




くだんの65歳の夫と60歳の妻の場合、
793万円(夫)+1421万円(妻)=2214万円(夫婦)
だけ、年金が減らされるのだ。

のみならず、もっと若い人の場合、悲惨な減らされ方をする。
× 1968年生まれ50歳: 2687万円減額
× 1973年生まれ45歳: 3313万円減額
× 1978年生まれ40歳: 3463万円減額
「なんじゃあ、こりゃぁー!」
と叫んでしまう。
「そこの35歳のお姉さん、知らんぷりしてる30歳の貴女、スマホばっかり見てる25歳のお嬢さん、あなたたちはもっと年金が減らされることになったのだよ、今年2019年から。」
そういうわけなのだ。



今国会で「老後2000万円年金問題」が論じられたのは偶然ではなかった。すべて今年2019年から始まったのだ。今年は、
令和元年(2019年)=年金制度改悪元年
だったのである。この改悪がなかったとしたら、くだんの夫婦は2000万円減らされずに済み、「老後2000万円年金問題」は起こらなかった。と、遠い目をして思いを馳せる私だった。←ナニヲ、ミテルノー?




【追加画像】週刊ポスト正月号は「たまたま」買ったのであって、袋とじ3(カレンダー)や袋とじ4(岩本さん)を見たくて480円もはたいたのではない。このことを証明するために、下に現在の袋とじの状態を示す♪

袋とじ3


袋とじ4


ともに袋とじは開封していないことが分かるだろう。←エッヘン
「それにしては立派なペーパーナイフをお持ちでw」
って、言わないでー! いつも使ってるわけじゃないよー!




【追加画像2】袋とじ2(河合奈保子)のリクエストがあったので追加する。この袋とじはすでに開封していたw

袋とじ2




【追加画像3】熟女・老女モノDVDビデオの広告をリクエストする御仁がいたので追加する。また、読者諸氏が自分で自由に申し込めるよう問い合わせ先を拡大掲載する♪

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