参院選開票、始まりました。

今のところ(午後9時現在)、民主大敗、みんなの党躍進は確実の模様。注目は早くも参院選後の合従連衡。民主・国民新党では参議院過半数に遠く及ばず。みんなの党が民主と組めば過半数を取れるが、それにはいくつかハードルがある。
・民主の強行採決でみんなの党の法案がつぶされた。
・国民新党と政策が正反対。
・渡辺喜美代表、菅直人総理とソリが合わない(ように見える)。

総理の座を渡辺代表に明け渡すならば何とかなるという考えもあるが、
「権力基盤の弱い『お飾り総理』にはなりたくない。」
と渡辺代表。社会党時代の村山総理誕生はその後の社会党崩壊につながった。

とりあえず、
「菅総理退陣でガラガラポン」
でしょう。



私の住む東京都下地方都市の最近のニュース。$GIPSY☆TOSHI ♭\(∂_∂)/♯ の、一家言アリ-ホストクラブオープン
「駅前にホストクラブが開店!!!」
『!』を3つ付けるくらいのニュース。開店お知
らせの写真入り看板に道行く人が立ち止まって見
入っている。私はホストクラブに何の偏見もなく、
ただ自然な流れを感じる。思えば2年くらい前、
高級っぽいクラブが開店したのが布石になっていた
のだろう。キャバクラ、高級クラブと来てホスト
クラブ。

社用族が高級クラブで遊ぶ。オキニがいるシャチョーさんや、疲れたオジさん、ノリで若者がキャバクラに入る。休日や閉店後のクラブ嬢・キャバ嬢がホストクラブでお金を使う。ホスト君が美容室で毎日、ヘアスタイルをセットする。これほど分かりやすい経済活性化はない。



法人税を下げれば企業収益が上がる。社員の給与が上がる、雇用が守られる(新規・中途採用が増えるかも知れない)。関連先(子会社、取引先)の収益・雇用が改善する。

そんな分かりやすい話は本当か。企業の内部留保は過去最高。世界に名だたる大企業はすでに法人税から逃げている。30%払っているのは中小企業であり、大企業は10%程度しか払っていない(たくみに節税している)。メガバンクは経営陣に1億円以上の報酬を払っているのに、法人税を1円も払っていない。それで消費税アップなんてあり得ない。ヒドい経営者が続いて経団連のトップに就いている。心ある経営者はどこにいるのか。



私の親戚が住む地方のある町では、住民の楽しみと言えばパチンコくらい。映画館すらない。美術館やコンサートなんて絶対ない。たまに公民館で、
「来たる、演歌の星! 長山藍子 唄う△川△子
というドサ回りがあるだけ(もちろん長山藍子は来ないで、△川△子が長山藍子の歌と自分の歌を唄う)。

親戚の家族は30歳近い息子2人が無職。地方に仕事などない。ちょっと景気が良いときに大手文具メーカーの工場ができたら、段ボールの仕分けアルバイトに応募殺到。吉幾三でなくとも、「オラ、東京サ、行ぐだ」となる。子供を都会に出したくないなら、親がパラサイト(寄生)を覚悟しなければならない。



来週の地方都市出張に合わせて、バス会社に問い合わせ。最寄りのJR駅からタクシーだと5,000円以上かかるから、路線バスを尋ねる。自分の会社の路線なのに、まったく要領を得ない。「お待ち下さい」と言われて、電話で5分以上待ったことなど、最近なかった。

「お待たせしてすいません。〇〇に行くには△△行きのバスがありますが、本数がなにぶん少なくて…。〇〇はバス停から少し離れておりますが、××行きのバスに乗って頂ければよろしいかと…。」
誠実な対応にまったく不愉快な気分は残らなかった。むしろ感謝。



私が住んでいたバンクーバー(Vancouver)は別名「ブランクーバー(Blankouver)」。若者にとって何も楽しみがないからブランク。通りでは「Change, please.」のあんちゃん達(20才前後のストリート・チルドレン)。行くところに行けば、通りに注射針が落ちている(もちろんドラッグ)。

イングリッシュベイ。住民は日がな一日、ビーチで読書。夏の遅い夕陽は格別。そういう幸せがあることに気がつく。



政治では経済が活性化すればすべてが解決するように喧伝される。ほとんどの政党は右肩上がりだの、元気だの、強いだの主張する。しかし、
「何が本当の幸せか」
ひとりひとりが考えた方がよさそうだ。




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