<ヤメないでと泣く蛇> | giogio trial

<ヤメないでと泣く蛇>

それは、アルファだ。

挑戦的で透明感のある澄みきった、そして木目の細かいシャープな(なんと長い修飾!)エンジン音を聞けるのは、2速でアクセルを踏み込んでいる時。悲しいかな、街中でしか赤い蛇に足をかまれたことがないため、“2速”なのだが。

その挑戦的な雄叫びが、一転して女々しく泣きすするのは、蛇にかまれた足を思わず戻す時だ。胸騒ぎのする甘酸っぱい懐かしげな、その痛みは何だ。何度も泣かせてみたいその甘い痛み。

それにつけても、それは運転してのこと。隣を走るアルファにまったくそれを感じないのは、どういうことか? アルファのサウンド・マイスタは運転者にその悦びを感じさせてくれたが、運転しなくてもその悦びを分けてくれるところまで、配慮して欲しかった。

フェラーリは全く逆だ。運転しては感じさせてくれないサウンドも、横をすり抜けていくF355はイヤというほど感じさせてくれる。絶対的なボリュームのせいなのだろうか? アルファの音量は、コクピットで聞くにちょうどいい音量。外で聞くにはチト小さい。それに対して、フェラーリはコクピットでは大きすぎ、外でちょうどイイ。

いやいや、その前にワタシャやはり、アルファの澄み透った音の方が好きだわい。

             -giogio