現在、とある会社さんの組織変革プロジェクトを運営しております。
この会社さんは、ビジネスモデルとしては競合はなし。
しかも、市場は大手撤退により機会に溢れています。
しかし、うまくいかない。
なぜならば、会社の戦略が全く実行されていないからです。
戦略は組織に従うとは良く言ったもので、社長以外に実行できない。
でも、毎日多くの問い合わせが入り、
営業マンは外に出かけなくても売り上げが上がるという状態です。
プロジェクトを進行しながら、社長と打ち合わせをして、
少しずつ動かして行く中で見えたこと。
その他多くの企業の組織を見て来て気づいた事。
大きく3つあります。
(1)商売の基本サイクル
商売の基本サイクルは、
開発→生産→営業→顧客 です。
この回転が早いほど競争優位性が高いのですが、
組織が硬直化しているとこのサイクルに何らかのひずみが入り、
回転が遅く、自社社員と顧客との距離が遠くなってしまっている事が多いようです。
(2)戦略連鎖の崩壊
社長が考えた戦略は、部長→営業、開発部、業務部などへ
連鎖的につながっていき、実践されます。
しかし、戦略が正しいか正しくないかではなく、
中間層で止まってしまったり、末端で実行されていなかったり。
戦略連鎖が崩れ、末端で実行されていないこともあります。
(3)マインド連鎖の崩壊
基本サイクルが回って、戦略が伝わっていても、
皆が目的と意味を共有して、共通言語を持って取り組まなければ目的は果たせません。
どんなに商売と戦略があっても、熱き心の連鎖なくして、成功なし。
組織になんらかの硬直があるときは、この3つのどこかに異常があります。
こんな症状には要注意。
・事業責任がわかりにくい
・損益責任が曖昧
・顧客との距離感が遠い
・社内コミュニケーションが悪い
・戦略が不明
などなど、症状があれば組織は見えないところで
少しずつ衰退をしていくようです。