三年間、3億~2000億円企業の経営者の方と仕事をさせていただき、
300社以上の社長の経営課題を聞いてきました。
そんな僕が起業して、
感じている起業後の流れをストーリーにしてみました。
【あるパン屋を始めた男のコの話】
将来はパン屋になりたい。
そう考えて、大手パンチェーン店舗展開している会社に入社しました。
三年間で自分のみせを持つと決めて、
最初はパンの焼き方から学んで得意なメロンパンを習得。
その後、マーケティング室で集客や商品開発をかじって、
会社の予算で勉強して、予定通りに自分の会社を起こす事に。
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●第一の関門
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予想以上に大きな初期費用と毎月の経費。
これまでは、会社が保険や家賃、光熱費含めて
払ってくれていました。
これがかかることは知ってたが、なんと予想よりも大きい。
また、店舗を借りるとなると敷金礼金も膨大になります。
自分が自由に働いてお金を稼ごうと思っていたのに、
まるで初期コストと税金やら保険やらを払うために働くことになります。
他にも税理士さんにお願いすることも意外に毎月の負担になります。
なんとか資金繰りして事業を始めた先に
こういう壁があります。
ネット事業などは、初期コストがパン屋さんに比べれば
圧倒的に低いですが、初期の固定費はやはり少なからずかかってきます。
このラインを超えなければ、自分の給料すらまともに取る事もできません。
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●第二の関門
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まあ、なんとか事業を開始して、
得意のメロンパンが話題になり少しずつ軌道に乗ってきます。
するとどうでしょう。
毎日店を切り盛りして、自分で商品を作り、売って、
集客を考えて、新商品開発をして、弥生会計を入力してと
自分一人ではまわらなくなります。
思い切って採用しよう。
ここでまた大きな壁があります。
社員の雇用も給料だけではなく、
経費を含めて大きな毎月の支出になります。
それどころか、採用した人はあなたと同じようには働いてくれません。
一生懸命頑張ってくれますが、
あなたのようにパンをうまく焼けませんし、
あなたのようにマーケティングも考えられません。
そもそも、あなたのようにこの事業でなんとか大きくしたいと
など思ってなどいません。
ここで、職人としてなんでもかんでもこなしていた創業者は
職人からマネジメントをする立場になります。
職人のままでいれば、自分と同じようには働かない社員に苛立ち、
再びこの山から引き返して忙しい毎日を1人で乗り切る生活になります。
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●第三の関門
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新しく入った社員もそれぞれの役割を十分に
こなすようになり、あなたに時間が生まれます。
なんとか利益を出しながら、お客さんに選ばれ、
軌道に乗ったパン屋さんが誕生しました。
ここであなたは問われます。
「事業を拡大し、店舗を増やすか?」
「あるいは、現状に満足するか?」
現状維持に走れば、当然、衰退が始まります。
生まれた時間とお金で創業者が遊び始めると
社員はついていかなくなり、崩壊が始まることになるでしょう。
逆に成長を目指すと再び自分で一から始めて、
今の店舗を作る事になります。
店舗が増えてくると、仕事をこなす社員はいても、
自分と同じように店舗を運営できない、あるいは会社を
考える人がいないことに際悩まされることになるでしょう。
経営とは、本当に様々な課題の連続です。
社長のフェーズ=企業の規模といっても過言ではありません。
これから僕はどこまでパン屋を拡大できるでしょうか?
ぜひとも、世界中の人にパンを通じて幸せを提供したいものです。
※ちなみに、事業はパン屋ではありませんw