『詰まらせる』
野球界では、詰まったら負けが鉄則である。
しかし、イチローのバッティングにその常識は通用しない。
球に対して体とグリップが動いてしまうと、
ミートするさいに自由度が下がり、
詰まる=内野ゴロに陥る。
しかし、イチローはグリップを残す。
だから自由度が高く、詰まらせたレフト前ヒットやカットにより一球チャンスを拡大できる
これはビジネスでも大事ですね。
グリップを残せず前に出てしまえば、自由度が下がり経営判断や提案内容、資金繰りに制限がかかる
だから、しっかりとグリップを残し、自由度を高く判断できる打撃を要する
ビジネスマンの仕事も同じ。頭を使えない程に作業に追われて、一生懸命に仕事をしていると、自由度や選択、戦術を失う。
常に頭を残し、たとえ詰まりながらでもカットや外野前にヒットを打てる体制がなければ、三割を毎年コンスタントには打てないのである。