壺中日月長(こちゅう じつげつながし)
―『後漢書』
長月十二日
由美ママの夕餉は、
白金台の高台に1万2千坪の庭園を有し、
約300年続く名園【八芳園】に佇む一軒家料亭【壺中庵】を久しぶりに訪問!
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この地は、江戸時代に「天下のご意見番」と呼ばれた大久保彦左衛門の屋敷跡で
(但し、現在の園全域ではなく一部が彦左衛門の屋敷地)、
その後、薩摩藩の抱屋敷、島津氏(松平薩摩守)の下屋敷を経て、
明治時代に渋沢喜作の手に渡りました。
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ちなみに
“薩摩”の縁で、由美ママの曾々爺 中原尚徳(薩摩藩士 中原猶介の子孫)が、
この屋敷に下宿させていただき明治学院大学へ通った…
というエピソードもあり、その当時の佇まいが残る庭園は、
まさに「四方八方どこを見ても美しい」風情ある空間です!
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そんな庭園に佇む【壺中庵】は、
現在の日立製作所の基礎を築いた実業家・久原房之助の邸宅を改修した数寄屋造り一軒家ですが、【壺中庵】とは、若かりし頃にこの地を訪れた故遠藤周作氏により命名され、
その由来は…
―「後漢の費長房が、市中で薬を売る老翁が売り終わると店頭に懸けた壺中に入るのを楼上から見つけて、長房は老人に頼んで壺中に入ったところ、宮殿楼閣をなし、山海の珍味が満ちていた」
という中国「後漢書費長房伝」の故事からです。
すなわち、俗界と切り離された別天地。
また、酒を飲んで俗世間を忘れる楽しみや別世界や桃源郷が“壺中の天”です!
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この夜、
由美ママは万緑叢中の庭に建つ“壺中の天”
料亭【壺中庵(こちゅうあん)】「桐の間」にて、
米憲治(よね けんじ)調理長自ら腕を振う「長月会席」をいただきました!
そして、都会の喧騒を忘れ至福のひとときをすごしました!
米憲治(よね けんじ)調理長&伊藤由美ママ!
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「長月会席」!
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