フランス自動車大手ルノーをめぐる産業スパイ事件を捜査中のパリ検察当局は14日、事件そのものが「存在しない」との見解を表明した。社内調査部門の社員3人が架空情報を同社に報告、調査費を着服した疑いがあり、仏当局は詐欺容疑で3人のうち1人を拘束、自宅や職場を家宅捜索した。産業スパイを理由に同社は元社員3人をすでに解雇しており、同社の信頼が大きく揺らぎそうだ