もし自分がその飛行機に乗っているとなると…なんとも恐ろしいですね。

大惨事にならいで本当に良かったです。



(CNN) ニューヨークのハドソン川に不時着したものと同じ機体とみられるUSエアウェイズの旅客機が、不時着事故の2日前にも同じルートの同じ便でトラブルを起こしていたことが、乗客の話で分かった。

不時着事故が起きる2日前の13日、事故機と同じUSエアウェイズ1549便に乗り合わせたノースカロライナ州のスティーブ・ジェフリーさんがCNNに語ったところでは、同機はニューヨークのラガーディア空港を出発した約20分後、機体の右側で「翼が折れるような」大きな騒音がしたという。

あまりに大きな物音だったため、驚いて顔を見合わせた乗客の間に緊張が走った。やがて客室乗務員が「点検のためラガーディア空港に引き返します」と告げ、ジェフリーさんは妻にあてて「機体で恐ろしい音がした。嫌な予感がする。愛している」とメールを送ったという。

しかし機体は引き返すことなく飛行を続け、約10分後に機長から説明があった。別の乗客のジョン・ホドックさんによると、右エンジンで圧縮装置に不具合が起きたが、予定通り目的地に向け飛行を続けるとの説明だったという。

民間航空コンサルティング会社のエクスパート・アビエーション・コンサルティングは業界関係者に確認した情報として、13日にトラブルを起こしたのは15日にハドソン川に不時着したのと同じ機体だったことが確認できたと指摘した。

しかしUSエアウェイズ広報はこれについて確認を避け、13日の件について調査中であることは認めたが、それ以上はコメントできないと述べた。

不時着事故について調べている米国家運輸安全委員会は、調査の一環として機体の保守点検状況も調べる予定だが、これまでの調べでは異常や不具合があった形跡は見つかっていないと話している。