前半に頂いた作品は「気楽爺の日日是好日 475-1」に掲載させて頂いております。


 俳景 



景俳句コーナー

 この猛暑メンズ日傘も定番に

radio1972    さん

 年ごとに花の供わぬお墓増え

舞踏シューズの独り言 さん
 菩提寺の僧侶も代が替わりけり
舞踏シューズの独り言 さん
 猛暑でも涼あり桶の清め水

ぴんころ120    さん

 水を汲む手桶に浮かぶ古落ち葉

ぴんころ120    さん

 さかのぼる命の先祖単細胞

ぴんころ120    さん

 お盆前必ず値上げの仏花高

やままかみ さん

 ただ石は乾きゆく夏雲を仰ぐ

マック さん

 負われて日傘木漏れ日のなかの笑み

マック さん

 あゝ盆か足の遠のく炎天下

マック さん

 墓三つ夜明けと共に駆け回り

ramune    さん
 迎え盆見えないけれど賑やかだ

ramune   さん

 行かねばと思うが行けぬ墓参り

ぶーにゃん さん

 墓守る兄も老いたり盆帰省

野菊 さん

 いづれ吾も旅立つ彼の世墓洗ふ

野菊 さん

 秋日傘ときどき風を誘ひ込み

野菊 さん

 墓花に液肥を入れる猛暑かな

crane−house    さん

 墓花もちと俯いて秋ひでり

こころ さん

 盆花や半分ほどが造花とは

秋月の俳句 さん

 猛暑 涼しげに光る 銀細工      (みやこ歌)

境沢一千雄 さん

 お盆 桶のお仏花に 雨の粒      (みやこ歌)

境沢一千雄 さん

 ゼリー 墓前から一つ つまむ子ら (みやこ歌)

境沢一千雄 さん

  (「みやこ歌」と言うのは青森発祥の3、8、5のリズムの世界一短い短詩だそうです)

 弓手に日傘馬手に手桶の墓地の坂

nsumax    さん

 血走る目午前六時の墓参かな

himadan    さん

 

俳景短歌コーナー

 盆休み渋滞ラッシュを横目で見

  アイスクリームに涼を求める
radio1972    さん
 昔は向日葵今は桔梗が好きと
  言いし母に供える両花
舞踏シューズの独り言 さん
 

 カラスらが水を飲もうと舞い降りて

  花差しつつけば造花かよ
やままかみ さん
 涼しげな日傘を肩に手をあわす
  清水さんの舞台に立ちて
ぶーにゃん さん
 さるすべり白い日傘をくれないに 
  染めて夏の日盛り迎えて
神奈川センターフィールド さん
 この夏も帰れないよということを

  伝えにきた子の夢を見る盆

mikkon    さん

 

俳景都都逸コーナー

 じりじり日照り厳しい猛暑

  ご先祖様も暑かろう
radio1972    さん

 あ 秋が近いか

 き きれいな空の
 く 暮れる早さが
 さ さびしくて

うさぎ♪    さん
 あ 雨が濡らした
 き きれいなピンク
 く 苦労を癒す
 さ 百日紅(サルスベリ)

      (折り込み都都逸)

うさぎ♪    さん

 迎え鐘つく六道まいり

  帰るときには大文字
ぶーにゃん さん


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皆様も俳句や短歌と一緒に楽しんで頂ければ幸いです。



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