俳景 

ようやく うちらの辺りでも梅雨に入ったらしいのじゃが、

今年はどんな梅雨になるのじゃろうの。

被害が無ければええんじゃが。

梅雨といえば、と言う事でカタツムリを出して見ての、

取り合わせに井戸屋形を置いて見たのじゃ。



最近の若い方は鶴瓶で汲む井戸なんかは馴染みが無いと思うのじゃが

ここに集うてくださる方は

うなずいて下さる方が多いと思うので(失礼)、

楽しい作品にしてコメントから投稿して下され。


勝手ですが投稿はお一人三作品まででお願い致します。



景俳句コーナー

 梅雨の朝井戸の鶴瓶に蝸牛

里山みのきち さん

 梅雨入りて飽和にうねる私の毛

猫山阿霞 さん

 蝸牛渓流にすいかとすずみをり

papakatura    さん
 すいかよりあいすほしいと子らの声
papakatura    さん
 からせおうでかいなめくじいやがられ

papakatura    さん

 蝸牛北北西に進路変へ

ハイジ さん
 蝸牛チェロ弾く人の昼下がり

ハイジ さん

 つるべ井戸骨を掴まば水汲めぬ

ramune    さん
 打ち水を滑り行くのは蝸牛
ramune    さん
 つるべ井戸溢れた水に蝸牛

ramune    さん

 貝の中にある宇宙は梅雨の空

マフダ さん

 カタツムリの背船に乗り紫陽花は 

マフダ さん

 夏野菜釣瓶の水の溢れをり

utsuha−mori    さん
 梅雨晴や会議は踊る井戸屋形
utsuha−mori    さん
 溜息のできる蝸牛を探しけり

utsuha−mori    さん

 里山に続く道程梅雨しとど

ぴー さん

 自然界ついり喜ぶものばかり

野菊 さん
 老いたればゆつくり生きん蝸牛

野菊 さん

 雨なのにまいまいうちにひきこもり

笑い仮面 さん

 指先の届かぬ那智や梅雨はじめ

笑い仮面 さん

 土地いらぬ 家持ち歩く 蝸牛

詩麿呂 さん

 古井戸もでんでん虫も雨の中

nsumax    さん


俳景短歌コーナー

 梅雨入りも晴れ渡りたる青き天静か井戸端蝸牛おる

里山みのきち さん

 蝸牛レースで遊んだ子ども時代

  あの緩やかな時は何処(いずこ)に

hanako    さん
 秋の日に 限らず今は毎日が
  つるべ落としのように過ぎゆく

hanako    さん

 何背負う?でんでんむしに問うてみる
  殻の中には お前の人生

hanako    さん

 飲み比べしてみたいのよ雨露と

  「一杯汲んでもらえませんか」

4649兄さん さん

 近年はあまり見かけぬ蝸牛

  近所で見るはナメクジばかり

タイド さん

 節目から蛇のぬけ殻垂れ下がる

  祖父の手あか抱く古井戸

mikkon    さん

 

俳景都都逸コーナー

 梅雨入りだから水気が多い井戸端寄らぬ蝸牛

里山みのきち さん


 

 この続きは「気楽爺の日日是好日468−2」に掲載させて頂いております。




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