俳景 

今日は節分じゃな。

俳景のテーマも節分に因んだものに、と思ったんじゃが、

あんまりベタなんで

今NHKでやってられる紫式部を取り上げようと思うての

こんな景色にして見たのじゃ。



文机の上に硯と筆に巻紙、向こうに几帳じゃな。

随分古い時代が舞台なんで俳句や川柳にはしにくいとおもうのじゃが

気楽に楽しい作品にしてコメントから投稿して下され。


勝手ですが投稿はお一人三作品まででお願い致します。


景俳句コーナー

 文机 IT時代も必需品

Green Keeper    さん

 筆走る硯の海に光る君

齊藤大柳 さん

 君は内慕いながらも筆を執り

齊藤大柳 さん

 墨を擦るあかつきばらの芽吹きたる

笑い仮面 さん

 黒縁の便り来たるや雪しずる

笑い仮面 さん

 春の宵ひもとく源氏物語

野菊 さん

 春宵の艶めく声や御簾の奥

野菊 さん

 絢爛の世を引き寄せて朧の夜

野菊 さん

 墨をする心整え恋文を書く

ROKU    さん

 巻紙にサラリと筆を置く歌を

dekokakaka    さん

 道長に濃い墨色で歌を詠む

dekokakaka    さん

 本屋さん吉高由里子居てますよ

dekokakaka    さん

 一筆に年の豆だけ想ふ夜に

こめっ子 さん

 昼ドラのイメージ紫式部かな

タイド さん

 アルバイト葦簀の裏で男声

里山みのきち さん

 紫式部密かに書きぬ恋語り

秋月の俳句 さん

 日曜の夜の淋しき炬燵かな

ハイジ さん

 読みさしの恋物語春まぢか

ハイジ さん

 記帳越し問わず語りの君見えず

アボカリン☆ さん

 何度目か源氏読みさす朧かな

nsumax    さん

 潜む鬼家族で豆を投げにけり

ぴー さん

 

俳景短歌コーナー

 銀細工塗り盆の上雅やか

  几帳を覗く光源氏が

ramune    さん

 かなわぬと思いし人の恋心

  思いのたけを文に託して

里山みのきち さん

 柔らかな春の夜風に帳揺れる
  影を慕いて文をしたため
かわのひかる さん
 早春の白梅香る朧月
  几帳の先に光る君かな
かわのひかる さん
 銀色の月の光に照らされた
  帳に映りし君に恋して
かわのひかる さん
 

俳景都都逸コーナー

 平安の世の男女の恋を

  女だてらに物語る

里山みのきち さん

 簾の向こう文したためる 

  君の様子が 気にかかり

温泉大好き さん

 誰に出すのかそのことばかり 

  自分に当てて欲しいから

温泉大好き さん

 それなら直に文を下さい 

  頼んでみればよいものを

温泉大好き さん


  この続きは「気楽爺の日日是好日448−2」に掲載させて頂いております。


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